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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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 実家から帰って来て、次の日、もうななのちゃんは僕の部屋に来ていた。ベージュのニットのワンピースで襟元がフリルで紅いリボン結びになっている。

「どう? 木之本のお義母さんに買ってもらったの 着て行くところも無いからさー シュウに見て欲しくってー」

「そう うん 可愛いね」

「そう うれしい! 今日ネ 炊き込みご飯にしたの いっぱい茸 もらってきたんだものー」と、彼女は教科書に向かっていたのだ。

 それから、しばらくして、突然ななのちゃんのお母さんが仕事先に僕を訪ねてきた。

「ごめんなさいね 突然 北番さんに お礼を言いたくて・・ ななのが色々とお世話になって 向こうのお母様にも、いつも可愛がってもらってー お洋服なんかも、いっぱい買ってもらったとか」

「いえ いつものことで・・母も喜んでいますからー」

「あの子も帰って来て 楽しそうに いろいろと話してくれるんですよ あぁー これ 皆さんで召し上がってください」と、ケーキの箱を差し出してきた。

「あっ すみません こんなー ありがとうございます」

「あのー 北番さん 今度 飲みに行くのお誘いしていいかしら? ふたりで・・ななのも居酒屋さんぐらいなら良いよって・・」

「はぁ まぁ 機会ありましたら・・」

 そして、お母さんが帰った後、事務所から見ていた つばきちゃんに ケーキの箱を渡すと

「へぇー きれいな人ね あの人 ななのちゃんのお母さんでしょ 若いしスタイルも抜群ですね シュウ君には ななのちゃんより お似合い」

 確かに、ダウンコートにスリムなジーンで、まだ、20代と言っても通用するようなお母さんなのだ。

「バカ 余計なこと言うんじゃぁないよ それに 僕は、ななのちゃんとも別に、なんでも無いよ つばきちゃんには関係ないだろう?」

「あっ やっぱり怪しい! ななのちゃんのこと 意識してんだぁー 関係ないことはないですよ 大切な先輩ですから・・女性関係はクリーンにしてもらわないと センター長からも言われてますからー」

「ウソつけぇー! つばきちゃん 眼が泳いでいるよ そういうのは、逆セクハラなんだよ 早く ケーキ食べようよー」


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