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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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 次の日、ななのちゃんチに行くと、最初にドァを開けてくれたのは、お母さんで、タンクトップにハーフパンツだった。いきなりなので、僕は少し戸惑ったというか、あんまり見ないようにしていた。今日は長い髪の毛をまとめてなくって、奥に居たななのちゃんと見間違うほど若いのだ。それに、ななのちゃんより、白い足も長く見えて胸だって・・・。

「シュウ・・・さん ・・タコ 柔らかくできたよ」と、座るとななのちゃんが小鉢に入れたのを出してくれた。

「あっ ありがとう おいしそうだね」

「おいしそうじゃぁなくって おいしいの!」

「この子 昨日 ずぅーと お鍋の蓋をみつめて作ってたのよ でもね 北番さんが来るまで食べちゃーダメって 私も 今 初めてなの」

「そーなんですか ふーん じゃぁ 有難くいただきます」と、食べてみると、甘辛さが丁度良く、なんといっても柔らかかった。

「ウン おいしいよ ななのちゃん」

「でしょー スーパーの魚屋さんに教えてもらったの 炭酸使って、じっくりと火を入れて行くんだ 味付けは後からネって」

「そーなんだ おいしいよ だからといって ななのちゃんは やっぱり天才カナ」

「うふふっ 今日は ビール飲んでネ 大切りタコ焼き」

 と、僕とお母さんはビールを飲み出したけど、お母さんのブラジャーのピンクの肩紐がずれて見えてしまっていて・・・それに、ななのちゃんもフレンチ袖のTシャツなんだろうけど、多分、下には何にも着ていないようだった。僕には、刺激的すぎて、一生懸命にタコ焼きをひっくり返しているななのちゃんの手元を見ていた。

「北番さん この子 本当にあなたのこと慕っててね いつも勉強見てもらってて 私も感謝してるのー 1学期の成績表も 音楽を除いてはやっぱり、全部5だったの だけど・・・英語はリョウちゃんは100点だったけど この子96点だって 悔しがっていたのよ」

「お母さん そんなこと言わないでよー 次は、きっと 私も100点取るわ」

「ななのちゃん すごいじゃぁないか 1年の時からずーとだろう 頑張ってるよ」

「ダメ!  だって リョウは学校で卓球部にも入ってるんだよー なのに・・私 追いつかない だから もっと 努力しなきゃー」

「だけど 君は 料理も上手だし 家事のこともやってるんだろー 絵も上手だ 充分 努力していると思うよ このタコがはみ出しているタコ焼きもうまい」

「うー もぉー ショウガとねぎを入れたからはみだしたのよーぉ」

「これは これで おいしいよ」

 お母さんはしきりにビールを勧めてきてくれて、自分でもそれなりに飲んでいた。

「ちょっとー お母さん! シュウ・・・さんにビール継ぐのは・・私」

「だめよ ななのは まだ 
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