暁 〜小説投稿サイト〜
神々の塔
第十話 英雄もまたその十一

[8]前話 [2]次話
「一人ではとてもや」
「敵わんな」
「そやね」
「あの連中よお踏破出来たな」
 真剣な顔でだ、シェリルはエカテリーナ達のことを話した。
「ほんまに」
「うちもそう思うわ」
「そやな、まあ塔に入るまでにな」
「えろう強くなってて」
「そのうえで入ったしな」
 それでとだ、シェリルは話した。
「勝ち進んでな」
「踏破したんやね」
「それで最初に踏破した人は」
「うち等が来る以前にやね」
「物凄い苦労したらしいな」
「それで踏破して」
「凄いことやったそうやけど」
 綾乃に神妙な顔で話した。
「踏破したらな」
「かなりの力が得られるんやね」
「踏破するまでもな」
「神霊さん達倒していって」
 そしてというのだ。
「経験値でレベルも上がるし」
「それでな」
「滅茶苦茶強くなるんやね」
「私等もな、ほな先にな」
「どんどん進んでこうな」
「そうしよな」
「次の階は溶岩地帯やから」
 メルヴィルはそれでと話した。
「熱に対していこうな」
「ああ、熱いんやね」
「それで溶岩に触れるとな」
「大火傷やね」
 綾乃はその場合のことも話した。
「そうなるんやね」
「そやからな」
「その対策もしながら」
「進んでいこうな」
「そしてそこに出るモンスターは」
 こちらの話もした。
「そうしたもんに強い」
「そうしたモンスターばかりやね」
「そのことを頭に入れてや」
「上に上がろうな」
「そうしよな、溶岩に負けてたら」
「踏破なんて無理やわ」
「そや、神霊に比べたら」
「溶岩はずっとましやし」
「行くで」
「そうしよな」
 こうした話もしてだった。
 一行はさらに進んでいった、そして溶岩の階にも足を踏み入れたのだった。


第十話   完


                 2023・1・15
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ