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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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 次の土曜日。グラウンドをななのちゃんが後ろに束ねた髪の毛を振り回すように元気に走っていた。

 僕がグラウンドの脇で見ていると、朝宮監督が寄ってきて

「北番君 女子のほうも試合をやってみようと思ってるんだ。とりあえず、隣のチームでね そこは、社会人も入っているんだが・・・年齢はウチにあわせてくれらしい 練習だから」

「そーなんですか いや いいんじゃぁないですか 彼女たちも張り合い出るだろーし」

「うん みんなもやりたいと言っていた。それでな 相談なんだけど ユニフォーム揃えようと思うんだけど・・・それぞれの負担じゃぁ どうだろーうな」

「あぁ ななのの分は 僕はべつに構わないですけど・・ 事情があって、負担となると重荷になる子もいるかもしれませんねぇー」

「だよなー やっぱり 協賛金という形で父兄から集めたほうが いいかぁー 送迎のバスは僕の知り合いの自動車屋から借りて、僕が運転するんだがな それは男子の時もなんだ」

「あのー 僕も 偉そうなことは言えませんけど、協力させてもらいますんで 足らなかったら言ってください 監督もかなり負担してるんでしょ」

「まぁ それは 僕の楽しみでもあるからな」

 結局、目標には届かなくて、僕もボーナスから不足分を協賛していたのだ。併せて、ななのちゃんのシューズも新調することにしていた。

 その日、僕が部屋に帰ると、ななのちゃんが、駆け寄ってきて

「あかんよー こんなんにお金使わんとって」

 僕は、数学と英語の問題集をテーブルの上に置いておいたのだ。

「どうして? 問題やっていったほうが実力つくよ」

「そーなんやろけどー 私は、予習復習もちゃんとやってるでー 平気やー」

「それは わかってる だけどな・・ こういうのやってると 授業では触れないこともわかるようになってくるんや 僕は、ななのが頑張ってるの知ってるからこそ こういうことも必要だと思う 珠には 言うこと聞け!」

「うぅー わかった でも ありがとう シュウ」

「それとな 明日 僕が帰ったら、スポーツ店に一緒に行く 朝宮監督の紹介 ななののシューズ買いに」

「えぇー 要らん 要らん そんなん」

「要らんことないやろー もう、小さいはずだよ この半年で、だいぶ背が伸びているよ それに、横の方が破れ掛けている 貰ったもんだからな」

「シュウ 私・・・ そんなんしてもうてー・・どうしたら ええのん?」

「だからー 前に言ったろー ななのは 勉強もサッカーも伸び伸びとやって 明るく真直ぐに成長していってくれれば 僕も楽しいんだよ 今は、余計な事考えるなよー」

「・・・ウン ええのかなー シュウに甘えてて」と、下を向いていたかと思ったら、長いまつ
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