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夢幻水滸伝
第二百九十話 血脈の様に流れてその一

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                第二百九十話  血脈の様に流れて
 碧はピッツバーグを拠点にウエストバージニア州侵攻の準備を進めていた、その為の物資を集積させていたが。
 ピッツバーグの駅に次々に到着する列車達を見て笑みを浮かべて言った。
「やっぱり鉄道じゃのう」
「そうですね、ものを大量に運ぶには」
「それも一気に」
「船もええですが」
「鉄道もええですね」 
 瑠璃子達四人も列車達を見つつ頷いて言った。
「人員と物資の輸送には」
「こんなええもんはそうそうないです」
「線路の上しか走れんでも」
「ほんま便利です」
「この世界やと欧州やアラブ以外にはあってのう」
 それでとだ、碧は話した。
「何処でも便利じゃが」
「アメリカは特にですね」
「技術の生先端地域ですさかい」
「鉄道も発達してます」
「質も量も他の地域とちゃいます」
「そうじゃ、もう一気にじゃ」 
 それこそというのだった。
「人もものもじゃ」
「一気に運べますさかい」
「迅速かつ大量に」
「ほんま有り難いです」
「これを使わん手はないです」
「全くのう、実際使ってじゃ」
 そうしてというのだ。
「今チャールストン侵攻の準備は急激に整ってる」
「そうですね」
「食料も燃料も来てます」
「弾薬も医療品も」
「何もかもが」
「トラックも使っちょるが」
 それに加えてというのだ。
「やっぱりのう」
「鉄道ですね」
「ほんま便利ですわ」
「ザ=文明の利器ですわ」
「こんなええもんないです」
「ほんまじゃのう、元々イギリスから生まれたが」
 碧は起きた世界でのことを話した。
「我が国は今や鉄道大国じゃ」
「そうなりましたね」
「日本全土に線路が敷かれてます」
「そのうえを列車が走ってます」
「色々な列車が」
「アニメにもドラマにも特撮にもなる」
 鉄道はというのだ。
「ほんまええもんじゃ」
「ロマンもありますね」
「鉄道には」
「ただ便利やだけやなくて」
「楽しいもんもありますね」
「我が国では球団の親会社だったりするしのう」
 阪神タイガースもまたそうである、毎年何かと話題を作ってしまうこのチームの親会社は阪神阪急電鉄であるのだ。
「ええのう」
「そうですよね」
「こんなええもんないです」
「ほなですね」
「うち等もですね」
「列車を使うんじゃ」
 碧は四人に笑って話した。
「何かとあればのう」
「そうですね」
「私等にしても」
「戦の時だけやなくて」
「何時でもですね」
「そうじゃ、それで補給が整ったらじゃ」
 列車も使ってのそれがというのだ。
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