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第十話 固絆その十二
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「そうしたな」
「そして一度小鳥をな」
「助けようとしてな」
「ずっと手を離さなかったな」
「手を離すと小鳥が落ちたからな」 
 そうなったからだというのだ。
「絶対にだ」
「離さまいとしてだったな」
「持っていた」
「あの時は助かった、お陰で小鳥が無事だった」
 封真は心から笑って礼を述べた。
「お前がいてくれてよかった」
「そう言ってくれるか」
「ああ、父さんも喜んでくれた」
「そうか、そういえばおじさんは」
「今は眠っているが」
 それでもと言うのだった。
「大丈夫だ、順調に回復に向かっている」
「そうか、命にもだな」
「最初から問題はなかったしな」 
 そうした傷ではなかったことも話した。
「安心していい」
「なら暫くしたらか」
「退院してくれる」
「その時はお祝いをするか」
「退院祝いだな」
「そうするか」
「いいな、じゃあその時はまた皆に集まってもらうか」
 封真は神威の言葉を受けて言った。
「そうしてもらうか」
「いいな、ではな」
「その時にな」
「今度はこの木を見ながらな」
「飲んで食べるか」
「そうしよう」
「ええな、きっと世界は救われるわ」 
 空汰は木を明るい笑顔で見つつ二人の会話に応えた。
「この木見て神威達の話を聞いたらそう思えてきたわ」
「そうね、希望はあるわ」
 嵐も言った。
「それも強くね」
「そうですね、この木は希望の木ですね」
 護刃は嵐に続いた。
「私達いえ世界にとって」
「そうですね、ではまた楽しみましょう」 
 征一狼も言ってきた。
「皆で」
「そうだな、またな」
 封真は笑顔のまま応えた、そうしてだった。
 彼と小鳥は神威達を見送った、神威達はそのまま神社の先にある森の中を歩いて帰路についていたが。
 ここでだ、森の中の一本の木の枝にだった。
 火煉が座っていた、そこから天の龍達に声をかけてきた。
「はじめまして」
「あれっ、えらい別嬪さんやな」
「おや、貴方は」
 空汰が火煉を見て言った直後にだった。
 征一狼は彼女を見てだ、これはと言う顔になって述べた。
「確か」
「ええ、暫く振りね」
「教会におられた」
「今もあの教会にいるわ」
「それでシスターをですね」
「させてもらっているわ」
 赤い左横にスリットが入った丈の長いドレス姿で答えた。
「今もね」
「そうですか」
「何かとあったけれど」
 それでもと言うのだった。
「今は神父様のご厚意もあって」
「教会でおられますね」
「本当に有り難いわ、では今からそちらに行くわね」
 笑顔でこう言ってだった。
 火煉は下に降り立った、そして両膝を折って屈んだ姿勢で着地しその際の衝撃を殺してから立ち上がってまた言った。
「夏澄火煉
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