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忙しくても風呂に入れ
第二章
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「他のお客さんと揉めて凄く臭くて不潔で」
「嫌なお客さんですか」
「正直言って、俺を誰だと思ってるとか」
「言うんですね」
「毎朝の誉田だぞとか」
「日頃反権力言って」
「そうです、動画にあげてくれるなら」
 それならとだ、店員はユーチューバー達に話した。
「どうぞ」
「そうさせてもらいます」
 こう話してそしてだった。 
 店全体で誉田を動画にあげることに協力してきた、この店員だけでないのは彼がそこまで迷惑だからだ。
 それで臭さを表す装置もセットしてだった。
 誉田が店に入るとセットされている席に案内したが。
 ユーチューバー達は店に来た誉田の不潔な外見と横柄極まる態度を動画で撮影しつつ顔を顰めさせた。
「匂いの度合いも凄いけどな」
「態度最悪だな」
「汚い身なりだな」
「お店の人も他のお客も迷惑だろ」
「何だよあれ」
「風呂入って着替えてるのかよ」
 ゴロツキの様に飲んだくれている誉田を撮影しつつ話した。
「ひでえな、ありゃ」
「人間ですらないな」
「政治家の人達でも嫌われる筈だよ」
「屑なんてものじゃないな」
「匂いの度合いは排泄物レベルだし」
「碌でもねえな」
 撮影しつつ呆れた、そしてその動画をネット上にあげるとだった。
 一瞬で話題になった、誉田は記事や態度だけでなく臭く汚いことも話題になった。
「毎朝に相応しいか?」
「何もかもが屑だったんだな」
「記事や態度は知ってたけどな」
「風呂に入らないで着替えもしない」
「不潔でもあるってな」
「いいところないな」
 コメントは彼への批判で溢れ返り毎朝新聞社にも抗議が殺到した、そして誉田自身もだ。
「もうあらゆるお店で来店拒否されてるそうで」
「これまでは新聞記者の権力で言うこと聞かせていたけれどね」
 奥田は自分の事務所で昼食を摂りつつ秘書に話した、時間がないのでカロリーメイトと野菜ジュースで済ませている。
「ああなったらね」
「お店もお断りする理由が出来ましたからね」
「そうだね、しかし時間がなくてもね」
 奥田はここで自分のことを話した。
「僕も毎日お風呂は入って」
「着替えておられますね」
「汚いからね」
 そうしないと、というのだ。
「そうしてるよ」
「あれじゃないですか?」
 秘書はコンビニで買ったサンドイッチと牛乳を食べつつ話した。
「内面がです」
「外面に出てかな」
「ああなったんじゃ」
「そうかな、しかしもうこれで彼が来てもね」
「取材断わりますね」
「あの動画を理由にしてね」
 それでというのだ。
「断わるよ」
「それがいいですね、汚いにもです」
 まさにだとだ、秘書も言った。
「程がありますから」
「臭くてね」
「ええ、新聞記者は忙しいのは知ってますが」
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