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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百六十六話 風見マイカ その2
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第二百六十六話 風見マイカ その2
『パブリックブレイク現象』とは。
ストレスの積み重ねによって、普通の社会人がある日、突然、発狂して怪物や異能者になってしまう現象の事である。
政府は、このパブリックブレイク現象で怪物もしくは、異能者になってしまった人間を、『パブリックモンスター』と命名した。

俺と竹田はとある部活動に参加している。
その名も『アルティメットメディアクリエイター部』である。
『アルティメットメディアクリエイター部』の部長である風見マイカに町内の清掃のボランティア参加するように頼まれた、俺と竹田は色々あって、ボランティアに参加せざるおえなくなった。
『アルティメットメディアクリエイター部』の部室につれてこられた俺と竹田を待っていたのは、副部長の杉原ヒカリが喪服に身を包んで、アニメキャラクターの葬式をしている光景だった。
『アルティメットメディアクリエイター部』の部室で、町内の清掃ボランティアについて詳しく記されている書類を受け取った俺と竹田は、複雑な心境のまま、それぞれの部屋に戻った。

そして、町内清掃ボランティア、当日。
『アルティメットメディアクリエイター部』の部員である、俺と竹田、そして、部長の風見マイカ、副部長の杉原ヒカリは、清掃ボランティアの集合場所である、公園に向かっていた。
公園に到着した俺たちを待っていたのは、大量の高齢者だった。
竹田がキレる。
「おい!山神ィ!バーサンとジーサンしかいねぇじゃねぇかァ!」
「お前は、清掃ボランティアに、いったい、どんな理想を求めてたんだよ」
清掃ボランティアの主催者、金子さんから、ポリ袋とトングをもらった、俺たちは早速、ゴミ拾いを始める。
副部長の杉原ヒカリが、先日、推しのアニメキャラが本編で死んだショックに立ち直れずに、ポリ袋をかぶったまま、泣き叫んでいる。
俺たちは何も見なかったことにして、ゴミ拾いを続ける。
それにしても、町中のありとあらゆる場所に、ゴミが落ちている。
きっと、世界が終末に近づいているせいで、みんな、倫理感がおかしくなってしまったのだろう。
部長が俺に話しかけてくる。
「すごいゴミの量でしょう?」
「ええ、本当に」
「政府が発表した『無期限・食糧配給制度』のせいで、働かなくてもごはんが食べられるようになってでしょ?それで、ゴミ回収業者のお仕事する人、かなり減っちゃったのよ」
『無期限・食糧配給制度』とは、世界の終末を発表した政府が、人類が滅びるまでの間、労働の有無に関わらず、全国民に、可能な限り、食料を提供する制度である。
「でしょうねぇ」
「だからね、今日の清掃ボランティアの主催者、金子さんに、頼まれたの、暇な時でいいから、ボランティアに参加してほしいって」
「ちょっと待って、今日は平日で、しかも、時間帯的に
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