第二千五百八十話 そんなスライダーあるか
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第二千五百八十話 そんなスライダーあるか
大谷さんの最後のピッチングに誰もが唖然となりました。
「いや、凄かったなんてものじゃなかったぞ」
「百四十キロで真横に四十センチ以上曲がるスライダーあるか」
「こんなの打てるかよ」
「あの人他に一四五キロ以上のフォークにシンカーもあるんだぞ」
連合国の面々もびっくりでした。
「一六〇キロどんどん投げてな」
「合わせて魔球四つか?」
「それでコントロールもいいあるか」
「しかも打つんだからな」
「おいはあの時地獄を見たとよ」
福岡がここでこう言います。
「クライマックスで一六五キロ見た時は」
「君が言うと説得力があるな」
「あのシーズン福岡は一四七キロフォークも見たあるな」
「それで特大アーチも浴びたな」
「十一ゲーム差ひっくり返されたんだったな」
「かつて稲尾さんのスライダーに痺れたとよ」
この頃福岡のチームはライオンズでした。
「しかしばい」
「その稲尾さん以上だな」
「稲尾さん実はシュートの方が得意だったそうあるが」
「その稲尾さんの高速スライダー以上だな」
「スライダーだけでそうだってんだからな」
そんな魔球を投げて他のボールも魔球です、しかもバッターとしても凄くて俊足も備えているという有り得ない選手がいるのです。
第二千五百八十話 完
2023・3・24
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