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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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 夏も近くなってきて、ななのちゃんはシャワーした後は、袖なしのワンピースを着るようなっていて、学校帰りの日でも袖なしのTシャツと短いスカートに着替えていた。

 僕が帰ると部屋の中はムーッとする日も多く

「ななの エァコンつけていいんだよ 暑いんだろう?」

「うーん 部屋に入ると もぁーっとするけどね 窓開けてれば、少し風が入るからー 電気もったいなんやんかー 学校から帰ってくると汗だくになるねん 制服のスカート 長いやろー 暑いねん それに汗臭いと シュウに嫌われるからな」

「べつに嫌わないよ どうだい? サッカーのほう 見てると楽しそうじゃあないか」

「うん 楽しい あのね 仲のいい ナナコも入ったんだぁー それとねリョウは背も高いからってキーパーの練習もやってるんだぁー」

「そうか 人数増えたみたいだね 女子も」

「そうだね 全部で20人くらい 中学生は9人」

「ふーん そろそろ 他のところと試合するんかなー」

「どうだろう 試合ってなると 怖いかなー ぶつかったり、蹴られたりするんでしょ?」

「それはないと思うけどなぁー どうだか」

「でも、朝宮監督って 優しいよね 男の子には厳しいけどね」

「まあな 男って 女の子には優しくしてしまうんだよ 怖がらせるとどうにもなんないから」

「ふーん シュウもそう?」

「うっ うぅん カナ」

「じゃぁ 私に声掛けてきたのも?」

「うっ ウン カナ」

「・・・そうなんだぁー ななが可愛かったからじゃぁないんだぁー でも シュウで良かったー 私」

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