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ドリトル先生と山椒魚
第二幕その七

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「書かせてもらいます」
「それではですね」
「はい、それでは両生類の論文の後で」
「オオサンショウウオの論文もですね」
「書きます」 
 このことを決意しました、そうしてです。
 先生は日笠さんにオオサンショウウオのコーナーに案内してもらいました、勿論動物の皆も一緒です。 
 両生類のコーナーでも一番大きな場所でした、岩場と小川が再現された場所に。
 濃いオリーブ色の一メートルはある丸い頭の山椒魚がいました、目はとても小さくてお口はかなり大きいです。
 その山椒魚を見てです、皆は言いました。
「この生きものも何度も見てるけれどね」
「僕達先生と一緒にこの動物園によく来てるし」
「それでこの生きものも何度も見てるけれど」
「大きいよね」
「本当にそうだね」
「両生類とは思えないよ」
「桁外れに大きいよ」
「これがオオサンショウウオだよ」
 先生は笑顔でお話しました。
「日本そして世界最大の両生類だよ」
「そうだね」
「動物園でも飼育されている例は稀だけれど」
「この動物園では飼育されていて」
「研究もされているね」
「そうなんだ、この生きものもね」
 先生はこうもお話しました。
「大切にそうされているよ」
「それでなのですが」 
 日笠さんはここで先生にお話しました。
「このオオサンショウオは雄ですが」
「そうでしたね」
「鱒二といいまして」
 名前のこともお話します。
「ここにいますが今度雌のオオサンショウウオも迎えることになりまして」
「雌のですか」
「はい、そして繁殖もです」
 こちらのこともというのです。
「考えています」
「そうしたこともお考えですか」
「それで宜しければ」
「オオサンショウオのことで、ですね」
「先生にご協力をお願いしたいですが」
「わかりました」
 もうその場で、です。先生は笑顔で答えました。
「喜んでそうさせて頂きます」
「お忙しくないですか?」
「いえ、充分に休んで寝ていますよ」 
 観ればかなり血色のいいお顔です、お肌もツヤツヤしています。
「食べていて」
「そうなのですか」
「ですから」 
 それでというのです。
「健康のことはです」
「心配いらないですか」
「健康診断を受けましたら」
 この前というのです。
「イギリスにいた時より遥かにです」
「状態がいいですか」
「はい」
 このこともお話するのでした。
「左様です、それにです」
「それに?」
「学問特に生きもののことでしたら」
 それならというのです。
「是非です」
「そこまで言われますか」
「はい、ではこれから」
「ご協力してくれますか」
「そうさせて頂きます」
 笑顔で約束しました、それからです。
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