第二千五百六十三話 バケモノとしか思えない
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第二千五百六十三話 バケモノとしか思えない
イタリアは日本との試合の前にロマーノに言いました。
「あの、日本の先発だけれど」
「本当に人間かあの人!」
ロマーノは絶叫気味に言いました。
「無茶苦茶な能力じゃねえか!」
「あの、二〇一六年の福岡の映像があるけれど」
イタリアはそれを持って来ました。
「凄いよ」
「福岡ってホークスだよな」
「あの年大谷さんがいる日本ハムに負けたけれど」
「どうなんだよ」
「観てね」
こう言ってスマートフォンで動画を出しますと。
「まずは六月だよ」
「よし!三連覇確実ばい!」
福岡は物凄く喜んでいます、ですがイタリアは動画を観ながらさらに四ヶ月後の彼を指し示しました。
「これが十月なんだ」
「駄目だ、このバケモノどうしても勝てねえ」
「天国から地獄だな」
「それで今はね」
「あの時より遥かに進化してるばい」
地獄に落ちた様なお顔から目が点になっています、それを見てイタリアもロマーノもわかったのでした。大谷選手がどんな人か。
第二千五百六十三話 完
2023・3・16
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