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おぢばにおかえり
第七十三話 態度が少しその三

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「遅刻しそうになっても」
「雨でも来ますしね」
「自分で言わないの、そこまでして来るなんて」
「来ないでいられないですから」
「どうしてなのよ」
 その理由が本当にわかりません。
「わからないわね、けれどよね」
「はい、今から行ってきます」
「そうしてね」
「それで先輩は参拝は」
「もうしてきたわよ」
 朝のそれはです。
「四時半に起きてね」
「それで、ですね」
「もう済ませたわ」
「そうなんですね」
「だからね」
 それで、です。
「今はここでね」
「ひのきしんですね」
「そうさせてもらってるわ」
「先輩はいつも通りいさんでますね」
「学校の講義がない時もね」
 今日もそうです。
「ゆっくり出来るけれど」
「ひのきしんされていますか」
「回廊行かせてもらったりしてね」 
 神殿の方のです。
「大教会に連れて行ってもらって」
「あちらでもですか」
「そうさせてもらってるわ」
「そうして身体動かしてるからスタイルいいんですね」
「えっ、スタイルって」
「はい、先輩スタイルいいですよ」
 私に笑顔で言ってきました。
「凄く」
「胸小さいけれど」
 もっと言えば小柄です、スタイルにも全く自信がありません。
「それで?」
「全体的にです」
「そうかしら」
「いつもズボンなんで余計にわかります」
「スカートも持ってるけれどね」
 ですが殆ど穿きません。ひのきしんの時にズボンの方が動きやすいからでこのことはおみちの女の人なら大抵です。
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