暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第七十三話 態度が少しその一

[8]前話 [2]次話
               第七十三話  態度が少し
 この日も新一君と会いました、それも日曜の朝からです。
 学校の授業がないのに制服で詰所に来てそこの詰所にいる私に笑顔で言ってきました。
「お元気ですか?」
「日曜も来るからね、新一君は」
「はい、おはようございます」
「挨拶はいいけれど」
 新一君にこう返しました。
「日曜もいつも帰ってきてるわね」
「去年からそうですよね」
「ずっとね、部活入っていないのに」
「それでもやることあるんで」
「やること?」
「予習復習と」
「お家でも出来るでしょ」
 お勉強はです。
「それは」
「図書館でするとはかどるんですよ」
「そうなの」
「はい、それと」
 私にさらに言ってきました。
「一番大事なことをしに」
「大事って?」
「まあそれは内緒で」
「また内緒?」
「はい、そのうちお話させてもらいますね」
「一体何なのかしら」
 その一番大事なことです。
「気になるわ」
「そうですか?」
「ええ、そう言われるとね」
「まあわし等はわかってるから」
 事務所の中から白石さんが言ってきました。
「皆ね」
「皆ですか?」
「多分千里ちゃん以外はね」
 こう私に言うのでした。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ