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その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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 夕方になって、母はななのちゃんをお風呂に入れて、浴衣を着せていた。ピンクに花火の絵柄で、髪の毛もかがみさんが来てくれて、長い髪の毛を上に盛るようにして、花飾りもつけて、大人っぽく仕上げていてくれた。

「シュウ君 こんなの 私 似合う?」と、僕の近くに飛ぶように走ってやってきた。

「わぁー 可愛いネ 大人っぽいなぁー」

「そう? ななは、こんなの初めて うれしい」

 辺りが薄暗くなった頃、かがみさんも浴衣に着替えてきてくれて、ななのちゃんを誘って庭で花火をしてくれていた。僕は、縁側で父と兄貴とでビールを飲んでいたのだが

「やっぱり 女の子は可愛いのー あの子は特別 可愛い 無邪気で 秀が言っていたような 暗いとこ感じさせないようだ」と、見ていた父が言うと

「秀 どうするんだ あの子 あんまり 深入りしてもなぁー」と、兄貴が立ち入ってきた。

「どうって 小さいガールフレンドかなー ほっておけない 気になるんだよ」

「だから 深入りするなって ややこしいことになるぞ 小学生だろー」

「わかってるって だから 今日は 家に連れてきたんじゃぁないか」

 そして、夜になって、かがみさんが

「秀君 どうするの? 寝るの 一緒の部屋に布団敷いていいの?」と、意地悪そうに僕の顔を覗き込んで聞いてきた。

「そんなわけないじゃぁないか 別だよ」

「だって 小さい女の子 独りで寝かすわけにいかないんじゃぁない ぶっそうよ 預かってるんだし」と、意地悪な眼をしていた。

「うーん そうかなー どうしよう」

「うふっ 私が 泊りに来てあげる 一緒に寝るわよ 安心して」

「そうか 頼むよ 助かる かがみさん やっぱー 同級生だな」

「ちがうよー 君のお姉さんだからネ 今や それに 君の大切なガールフレンドだから  あの子 秀君が良いんだったら、お嫁さんになるって言ってたよー どうする?」

「かがみ まばたきが多いなぁー そんな時はからかってるんだろー わかるよー 高校の時からだからな」

「うふっ 自分で確かめればー でも 良い子よ」

 次の日、ななのちゃんは朝早く起きて、又、庭の絵を描いていた。そして、帰る時、母にそれを渡して

「一生懸命 描きました きれいなお庭 私の想い出だから 貰ってください」

「まぁ ななのちゃん 上手ね 飾っておくわ また 遊びに来てネ 何にもない所だけど」

「いいえ なな 楽しかった 浴衣も着せてもらえて 初めてだったし うれしかったの」

 早々に帰ることにして、駅まで、兄貴が車で送ってくれて、電車に乗ると、ななのちゃんは腕を組むようにしてきて

「楽しかったよ よかったぁー 親切にしてくれて かがみさん おいでっ
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