暁 〜小説投稿サイト〜
博士の挑戦状
第十八話

[8]前話 [2]次話
             第十八話  世界のニュース
 世界のニュースを観てだ、帰国したライゾウとタロは二匹で話した。
「またしても博士ってな」
「大騒ぎになってるね」
「メキシコマフィア千人殺したってな」
「博士の大虐殺ってね」
「無茶苦茶したからな」
「当然ニュースになるよね」
「博士は気にしてないけれどね」
 小田切君はその二匹に応えて言った。
「それで今はお風呂に入ってるよ」
「帰ってすぐに寝てか」
「それで朝ご飯食べてだね」
「そうしてるよ、それで今日はね」
 小田切君は二匹にさらに話した。
「お風呂から上がってからずっとワイン飲むらしいよ」
「へえ、平和だな」
「今日はそうするんだね」
「そう言ってるよ、ただね」
 小田切君はライゾウとタロにさらに話した。
「博士のいつもの気まぐれでね」
「どうなるかわからないか」
「今日も」
「博士の気が向いたら」
 その時はというのだ。
「いつも通りね」
「またとんでもないことするんだな」
「そういうことだね」
「全部博士の気の向くままだよ」
 まさにというのだ。
「だからまあ今日も博士が何しても」
「驚かないことか」
「別に」
「うん、そしてね」
 それでというのだ。
「僕達は博士が何もしないならね」
「それならか」
「落ち着いていけるか」
「そうだよ、じゃあ博士が何かするまで」
 何時どうするかわからないがというのだ。
「くつろいでいこう」
「そうするか、じゃあな」
「僕達は寝てるね」
「そうするんだね、僕はネットチェックするよ」
「博士の件がどれだけ騒動になってるか」
「そのことをだね」
「そうするよ」
 こう二匹に話した。
「まあ今日は何もないことを祈るよ」
「まあ祈るだけだな」
「それだけだね」
 こう言ってだった。
 小田切君は寝る為にそれぞれのクッションの上で丸くなった二匹を見てからネットをチェックした、すると博士の件でもちきりだったがもうそのことに驚きはしなかった。


第十八話   完


                  2022・12・9
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ