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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百二十九話  温泉旅行 その2
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バラまいた狂撃波動のせいでいったい何人の人が断罪者(社会不適合者)になって苦しんだと思ってるんですか!自分のことより、まず世間の人たちに対して謝罪するのが先でしょうが!」
「自分が勝手なことを言っているのはわかっています...ただ、僕には妻と子供がいます、今、ここで、石間さんと会っていることを先生に知られて粛正されるわけにはいかないんです...!」
「なるほど、家族のためなら、手段は選ばないか...でもねぇ、家族って言葉を使って、自分の行いを正当化するのは、卑怯者のすることです...なので、まず、最初に警察に自首してください、そして、断罪者収容所に入って人生を一からやり直してください。警察に自首しないのであれば、俺はあなたを正常な状態には戻しません」
「そんなぁ...一からやり直すだなんて...僕の罪が世間に露見すれば、僕だけでなく、家族が...妻と子供に迷惑をかけてしまいます...」
「でも、このままでは、あなたは、俺との接触の感づいたカエデに、裏切り者として、あなたの体内の狂撃波動を抜かれて、死亡してしまいますよ。死んでしまっては、一からやり直すことさえできない!」
「わ、わかりました...でも、すこし、考えさせてください...」
「できれば、早めに決断してください、まぁ...カエデの悪事に加担して、家族を守る手もありますからね...」
その頃、風呂に入っていた奈良見は背後に人の気配を感じる。
後ろを振り向くと、そこには全裸の立花キリカがいた。
もちろん、奈良見がキリカと会うのは初めてである。
そして、奈良見はキリカがカエデの仲間であることは知らない。
「あんたがここにいるってことは、石間コウイチもここにいるってことね...」
「あなた誰?どうして、私と石間さんのこと知ってるの?」
「ん?ああ、私はちょっと『先生』におつかいを頼まれてね、さしずめスカウトってとこかな?」
「『先生』?スカウト?もしかして、スポーツ選手のスカウト?」
「違う違う...まぁ、アンタは知らないほうが身のためかもよ、それにしてもいい湯ねぇ」「でも、このお風呂、混浴なんですよね...」
「あちゃあ〜!私、水着忘れちゃったよ〜」
桜原カエデの魔の手が石間コウイチと奈良見に迫っていた。

次回予告 温泉旅行 その3

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