第二千五百二話 七十二時間
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第二千五百二話 七十二時間
日本は妹さんに深刻なお顔で言いました。
「残念ですが今回は既に過ぎていますが」
「はい、七十二時間ですね」
妹さんはすぐにこう返しました。
「災害が起こってから」
「日数で三日です」
これだけというのです。
「三日の間にです」
「被災者の方々を救助しなければなりません」
「その三日を過ぎますと」
そうなると、というのです。
「生存確率がです」
「極端に下がります」
「そうなりますね」
「ですから」
だからだというのです。
「災害の時は初動です」
「出来るだけ早く動く」
「それが大事です」
「阪神大震災の時はそれが遅れました」
「そのことを忘れないでやっていきましょう」
七十二時間をいつも念頭に置いて動く、災害の時はこのことが重要です。その間にどれだけの人を助けられるかなのです。
第二千五百二話 完
2023・2・13
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