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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第二百二十話 竹田マサタカ その3
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前に大きな扉が立ちはだかる。
「感じる...先生からもらった僕の中の狂撃波動が、この中に先生がいることを教えてくれている...」
マサタカは警備員から盗んだIDカードを扉のタッチパネルにかざす。
ゴゴゴゴゴゴゴ...。
扉が重厚な音を立てながら、開いていく。
扉の向こうには拘束着を身に着けた状態のカエデが地面に横たわって爆睡していた。
「先生!助けに来ましたよ!」
「...チキン南蛮...!」
「先生?そうか、先生はまだ寝ているのか!まずいな、早く起こさないと、外から増援がくるかもしれない...」
カエデを目覚めさせるために、マサタカはあえて火災報知機を押す。
(バカなことをしている自覚はある...でも外から増援が来る前に先生を救出できれば、こっちのもんだ!)
火災報知機のサイレンの音を聞いたカエデが目を覚ます。
「あなたは...!」
「先生!お久しぶりです!武田マサタカです!」
「なるほど...そういうことか!ウフフフ...アハハハハ...どうやら、あなたに私の力の一部をあげたことが、こんなところで役に立つとはね...」
「先生、今すぐ、ここから逃げましょう!」
「ダメよ」
「え?」
「とにかく、私の拘束着を解いてくれない?話はそれからよ...」
マサタカはカエデの体を拘束着から解放する。
「竹田君...そのIDカードを渡しなさい...」
自由を取り戻したカエデがマサタカの顔に向かって狂撃波動を放つ。
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