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神々の塔
第三話 準備を整えその十一

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「そうした内のことはです」
「副宰相として取り仕切ってるから」
「まずはトップがそうしないとです」
「誰もそうせんから」
「自分の働く時間についてもです」
「ちゃんとしてるんやね」
「左様です」
 その通りだというのだ。
「考えて」
「そういうことやね」
「はい、ですから今日も」
「真面目にやね」
「残業はしません」
 きっぱりと答えた。
「長時間労働は」
「それまでに終わらせるんやね」
「そうしています」
「それで終わったら」
 仕事がとだ、綾乃は太宰に尋ねた。
「どないしてるん?」
「趣味を楽しみお食事にお風呂に」
「そうしたことをやって」
「寝ています」
「そやねんね」
「趣味は読書にです」
 それにというのだ。
「学問です」
「そうしたのを楽しんでるんやね」
「あと実は」
「実は?」
「身体を動かすことも」
 こうしたこともというのだ。
「はじめています」
「そうやのん」
「僕は戦は苦手です」
 戦闘も采配もだ、太宰は生粋の政治家でありこうしたことは星の者達の中ではかなり不得手な方であるのだ。
「しかし健康の為にはじめ」
「それでやねんね」
「今ではです」
「楽しくなってるんやね」
「水泳やランニングをです」
 こうしたことをというのだ。
「行い」
「身体動かしてるんやね」
「後は自転車もです」
「乗ってるんやね」
「そうして身体を動かし」
 そのうえでというのだ。
「汗をかきストレスもです」
「解消してるんやね」
「そうもしています」
「身体動かすとほんまストレス解消なるしね」
「人による様ですが」
「太宰君もやね」
「それに身体を動かすと健康になりますが」
 太宰は綾乃にこうも話した。
「健康であってこそです」
「それでやね」
「満足に働けますね」
「さっきのお酒のお話と同じやね」
「はい、やはりです」
「健康第一やね」
「まことに健康でないと」
 さもないと、というのだ。
「満足にです」
「働けんさかい」
「僕もです」
「運動してるんやね」
「そうしています、ですが武芸は」
 こちらで身体を動かすことはというと。
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