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新ヘタリア学園
第二千四百七十三話  失意というか

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第二千四百七十三話  失意というか
 国の殆どの人が反対してです。
 アメンホテプ四世さんの改革は失敗に終わりました、それでこの人は思いました。
「いい筈だ」
「あの、急激といいますか」
 エジプト母はそのアメンホテプ四世さんに言いました。
「急にあまり知られていない神様をです」
「崇めよと言ってもか」
「それも唯一としますと」
「駄目か」
「成功する筈がないのでは」
 しかもその神様がかなり変わった外見です。
「いきなりそれもです」
「強引過ぎるとか」
「尚且つ内容があれですと」
 エジプト母も容赦がありません。
「失敗します」
「誰も受け入れないか」
「そうです」 
 こう言うのでした。
「幾ら神官さん達の勢力が問題でも」
「では私はどうすべきだったのだ」
「より穏健なやり方があったかと」
「そうなのか」
「はい、いきなりではです」 
 それもその国では受け入れられない様なやり方です。
「皆さん受け入れません」
「それで私は失敗したか」
「私も驚きましたし」
 やはり容赦ないエジプト母でした、古代エジプトの改革は結局失敗に終わって歴史にもそう書かれるのでした。


第二千四百七十三話   完


                  2023・1・30

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