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夢幻水滸伝
第二百八十三話 財団を立ち上げてその七
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「他の産業にもです」
「進出していきたいですか」
「そうも考えています」
「そうですか」
「先のことですが」
「そうお考えですか」
「そうです、それで今は」
「プロビデンスからですね」
「他の街や村に勢力を拡大させていきましょう」
 そうしたいと言うのだった。
「財団に入りたいという病院や薬局を迎え入れて」
「そのうえで」
「そうしていきましょう」
「わかりました」
 院長はパンを食べつつ応えた。
「ではです」
「はい、これからもです」
「その様にしてですね」
「財団の勢力を拡大させましょう、それとです」
 ジェーンはカルパッチョを食べつつさらに言った。
「新設の病院や薬局も建てて医師や薬剤師もです」
「雇いますか」
「看護師の人達も、そうしてです」
「そうした病院や薬局でもですか」
「人を助けていきましょう」
「そうしたこともしていきますね」
「これからは」
 こう話してだった。
 ジェーンは財団に入りたいという病院や薬局を迎え入れ勢力を拡大していき新設の病院や薬局も建ててだった。
 医師も薬剤師も採用していった、そのうえでロードアイランド州の医療業界においてかなりの力を持っていき。
 多くの人を助けていった、それでだった。
 皆ジェーンを流石は星の者と言う様になった、だが。
 その中でだ、彼女はこんなことを言った。
「ニューヨーク州のメルヴィルさんが凄いですね」
「はい、瞬く間にです」
「勢力を拡大されていますね」
「ニューヨーク市を掌握され」
「そしてニューヨーク州全体も統一され」
「他の州にも影響力を及ぼされ」
「その勢力は日増しに大きくなっています」
 周りの者達も話した。
「飛ぶ鳥を落とす勢いとはこのことです」
「流石は神星の方と言うべきでしょうか」
「星の方でも最も力が強いという」
「その方だけはあるだけしょうか」
「そうですね」
 ジェーンも否定せずに述べた。
「あの人は、僕ちんは財団を持って」
「財団を通じてですね」
「人を助けられて」
「そうしてですね」
「はい、そして世界を救おうとしていますが」
 それでもと言うのだった。
「あの人のやり方はです」
「かなりのものですね」
「見ていますと」
「覇道を歩まれ」
「そこから統治を行われ」
「世の中を安らかにしようとされていますね」
「方法は一つやない」 
 ジェーンは考える顔で述べた。
「そういうことですね」
「世界を救うにも」
「道はそれぞれ」
「そういうことですね」
「勢力を立ち上げて」
 そうしてというのだ。
「そのうえで棟梁となり」
「あの様にですね」
「勢力を拡大していき」
「統治を通じて世を穏やかにする」
「そうしたやり方もありますね」

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