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博物館の闇
第一章

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                博物館の闇 
 この博物館は世界屈指の博物館として知られている、その博物館の学芸員に正式に採用されてだった。
 マーガレット=スウィスト茶色の髪を長く伸ばし後ろで束ね青く小さな目と高い鼻に面長の顔を持つすらりとした長身の彼女は喜んでいた、そうしてだった。
 館長のチャールズ=コネリー髪の毛が前から見事になくなっていて左右に白いものが残っている太った大柄で四角い眼鏡の奥にブラウンの目がある彼の案内を受ける中で言った。
「まさか私がです」
「この博物館にかい?」
「勤務出来るとは」
「君は採用試験に受かったんだ」
 コネリーはスウィスト隣を歩く彼女に笑顔で話した、博物館の中は極めて清潔で色々なものが展示されている。
「学芸員にね」
「それならですか」
「当然のことだよ」
 勤務していることはというのだ。
「何もだよ」
「不思議に思うことはないですか」
「そうだよ」
 スウィストに優しい声で話した。
「別にね」
「そうですか」
「それよりも博物館の中のことは頭に入ってきているかな」
「はい」
 スウィストは素直に答えた。
「実は事前にです」
「勉強もしているんだ」
「そうしていまして」
「今見て回ってもだね」
「どんどん頭に入っています」
「それは何よりだ」
 コネリーはスウィストの話を聞いて笑顔で述べた。
「ではこれからは」
「こちらで、ですね」
「働いてもらうよ」
「宜しくお願いします」
 スウィストは笑顔で応えた、そうしてだった。
 コネリーの案内を受けていった、事前に勉強していたこともあり博物館のマップ何処に何が展示されているかは見事に頭に入った。
 そして倉庫や修理コーナーガイド等では案内されていない場所も案内してもらったがその後でだった。 
 コネリーはスウィストに真顔で話した。
「これからだが」
「関係者以外立ち入り禁止のですね」
「そこに入るけれど」 
 これまでの明るい気さくな感じは消して話してきていた。
「関係者の中でもトップシークレットのだよ」
「そうした場所ですか」
「学芸員だけが入られるね」
 そうしたというのだ。
「場所なんだ」
「余程の場所ですね」
「だからこれから見るものは」
 そこはというのだ。
「口外しては駄目だよ」
「軍隊みたいな話ですね」
「いや、軍隊どころかじゃないよ」
 コネリーは真顔で述べた。
「これが」
「えっ、軍隊よりもですか」
「危険でね」
 そうしてというのだ。
「秘密にしないといけない」
「そんなものですか」
「だからね」
 それ故にというのだ。
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