暁 〜小説投稿サイト〜
イナズマイレブン〜クロスライジング〜
イプシロンを倒せ!!
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「俺たちあのイプシロン相手にやれてるっス!!」

壁山くんの言葉がベンチに響いた。

「円堂もよくあの強力なシュートを防いでくれた」

「ああ…何だかすげぇ力が湧いてくるんだ…!」

円堂くんはそう鬼道くんに返し手を見つめる。

「マキちゃん…」

私はイプシロンのベンチを見ながらそう呟いた時だった。

(((き…い………ね?)))

「え…?」

(((お…………んは……だ…)))

「頭の中に声が…っ?」

私が頭を押さえると心配そうに黒薔薇くんが声を掛ける。

「大丈夫か?」

その黒薔薇くんの声に頷く私。
それ以降声は聞こえなかった。疲れてるのかな…。

ぱんぱん!
監督は手を叩く。

「気を抜かないで!これからよ!」

「ゴールは俺に任せておけ!いくぞみんな!!」

「「「おおおおおおおっっ!!」」」

私たちはグラウンドへ向かう。
同時にイプシロンも位置につく。

どちらもポジションの変更はない。

「さあ!雷門中よ!私を楽しませろ!!」

デザームの挑発にアツヤくんと染岡くんが火花を散らす。

「俺が先に決めるぜ染岡!」

「いやっ!俺だ!!」

(仲良いなぁ…)
私は少しそんな2人を見て和む。

後半はボールは私たちからのボールだ。

「いくぞ!」

ピーーーーーーーー!!

開始の笛と同時にボールは黒薔薇くんから私に元へ。

キッ…っと私は前を見据え、駆け出す。

「行かせない!!」

私は…、マキちゃん。
いやマキュアのブロックを華麗に交わしていく。

「くっ…何なの!?」

「「行かせるかぁ!!」」

メトロンとファドラも私を通すまいとスライディングをしてくる。

「ふっ……!!」

私は加速してあの技を発動させる。

「レジェロ…アクセルッ!!」

優雅に蝶のように舞い同時に2人を抜き去る。

「す、凄いっ!」

同時に上がっている風丸くんがそう溢す。

「天空橋!俺に回せ!!」

染岡くんの声に私は頷きパスを出す。

「染岡くんお願い!!」

「ナイスパスだ!」

染岡くんは私からボールを受け取ると駆ける。

「へっ…これならどうだああぁっ!!ワイバーン…クラッシュ!!」

ギュオオオオオオオ!!

現れたワイバーンは守りに入ったタイタンを吹き飛ばし雄叫びを上げデザームに向かう。

「はっはっは!いいぞぉ来いっ!」

デザームは再度ワームホールを作り出し
ボールをワームホールへと誘い込む。

「ワームホール!!」

ギュウウウウウウウウンン!!

……ズズズ。

僅かにデザームの足が後ろへと押し込まれていく。
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