暁 〜小説投稿サイト〜
レーヴァティン
最終話 世界を見守ることをその十二

[8]前話 [2]次話
「けれどな」
「それでもな」
「下と周りがな」
「そうだからな」
「この世界の他の地域からな」
「行き来は難しい」
「事実上鎖国してるな」
 久志は腕を組んで述べた。
「そうなってるな」
「だから人もだ」
「どっちの浮島でもな」
「人間しかいない」
「そうなってるな」
「そうだ、だがな」
「そうしたこともな」
「何とかな」
「他の地域との交流も持てる様にしたいな」
「そうだ」
 英雄は久志に話した。
「何とか工夫をしてな」
「これからはな」
「鎖国はな」
「経済規模を拡大するとなるとな」
「駄目だ、まして俺達は好き好んでだ」
「鎖国はしていないな」
「だからな」
 それ故にというのだ。
「そこもな」
「改善していくか」
「他にもだ」
「やることは多いな」
「休んでいる暇はないとな」
「また言うな」
「何度も言う、事実だからな」
 それ故にというのだ。
「俺達のやるべきことは多くしかもだ」
「減らないか」
「そうだ、だからこそ治めていくぞ」
「官僚機構も整えてな」
「議会も開く様にしてな」
「選挙も出来る様にか」
「しないとだ」
 さもないと、というのだ。
「駄目だしな」
「寝る間もないってか」
「考えてだ」
 そうしてというのだ。
「やっていくことだ」
「そういうことだな」
「ではいいな」
「これからもか」
「俺達がこの世界にいる限りだ」
「やっていくか」
「この世界を去る時は来る」
 英雄は一際強い声で述べた。
「必ずな」
「そうだよな」
「そうした時もな」
「間違いなくだ」
 それこそというのだ。
「来る、しかしな」
「その時が来るまではな」
「働くことだ」
「それが義務か」
「俺達のな」
 まさにというのだ。
「そうしていくぞ」
「俺達全員でな」
「一人でもな」
 それでもというのだった。
「やるしかないが」
「今の俺達は二十六人いるな」
「一人より遥かにいいな」
「ああ」
 その通りだとだ、久志も答えた。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ