暁 〜小説投稿サイト〜
超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第百九十五話 梅原ノリオ その2
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
としたんです」
「それでは、私たち親のしたことは全部、無駄だったということですか?」
「無駄ではありませんよ、ただ、その影響でノリオ君が最終的に出した結論が大勢の人の前で服を脱いで全裸になるという判断であっただけです」
「では、ノリオはこれからいったいどうなるんですか?」
「まず、ノリオ君をあなた達から解放してあげてはどうでしょうか?」
「ノリオを解放?」
「ええ、ノリオ君にはこれかから外の代わりに室内で全裸で生活してもらったほうがいいでしょう」
「それはいったいどういう意味ですか?」
「まず、全裸で生活するノリオ君、つまり本当のノリオ君を両親が認めてあげることが大切だと俺は思います。そうすることで、ノリオ君は自分を否定せずに、今の自分自身が両親に認められている安心感を抱くことができます」
「それでは、そちらのほうでは、もうノリオを正常に戻すことができないということでしょうか?」
「正常も異常も、今のノリオ君はノリオ君のままです。ノリオ君はあなた達のゆがんだ教育方針により、露出狂になってしまった、ただ、それだけです」
「じゃあ、ノリオが外でまた服を脱ぎ始めたら、私たちはいったいどうすればいいんですか?」
「自宅でノリオ君を全裸のままで生活させる、コレにはガス抜き、つまりストレス解消の目的があります。今のノリオ君には本当の自分をだれかに理解してもらうこと、認めてもらうことが大事だと俺は思ってます。ストレスを一時的に解消する癖がつけば、ノリオ君は外で服を脱ぐのをやめるかもしれません」
「しれません...ってあなたたちの仕事はノリオのような断罪者を社会に復帰させることじゃないんですか?」
「おっしゃる通りですが、まず最初に露出狂のノリオ君をノリオ君にとっていちばん大切な、あなた達両親がちゃんと受け入れて認めてあげるのが、ノリオ君を正常にもどす近道です」
「では、今回はそちらでできることは何もないということですか?私たちはもうすでにお金をそちらに払ったんですよ!」
「わかりやすく言えば、ノリオ君には狂撃波動を脳内にぶつける必要がないということです、そして先程のアドバイスが、我々がご依頼主様にできる最大限の努力だと思っていただければ幸いです」
「それでは困ります、ノリオがまた服を脱いで近所の人々に迷惑をかけたら、いったいどうしてくれるんですか?」
「どうもこう、外出の際に、ご両親のどちらかが付き添えばいいだけの話です」
「それでも、ノリオが言うことを聞かない場合はどうすればいいんですか?」
ノリオ君がいきなり服を脱いで全裸になる。
「お母さん、これが本当の僕です...」
「ノリオ...」
「ノリオ君、今度から服を脱ぐのは自宅内だけにする、外では絶対に服を脱がない、この約束が守れるかな?」
「その約束を守れなかったらどうな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ