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X ーthe another storyー
第三話 巫女その十二

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「そしてです」
「さらにですか」
「一人がすぐに来てくれてまた一人もやがて」
「来てくれますか」
「いえ、その方は中々来ないでしょう」
「そうですか」
「そしてです」
 丁は一呼吸置いてから嵐に話した。
「最後の一人としてです」
「神威、彼がですか」
「います」
「そうなっているのですね」
「そうです、では」
「またですね」
「お願いします、そして今は」 
 丁は嵐に今取って欲しい行動の話もした。
「こちらに留まってくれますか」
「この場所にですか」
「はい、あとお部屋もです」
「ここで暮らせるですね」
「そうした場所も用意していますので」
「それはどちらでしょうか」
「クランプ学園です」
 そこだというのだ。
「そこに他の天の龍の方もです」
「入ってですか」
「暮らして頂きます」
「そうですか」
「はい、そして」
 さらにと言うのだった。
「戦って頂きます」
「ではその様に」
「それでは。そしてもう夜なので」
 だからだと言うのだった。
「そちらに入られて」
「クランプ学園ですか」
「理事長さん達はもうご承知で」
「私達の戦いのことを」
「そのうえで全面的にです」
「協力してくれていますか」
「そうです、クランプ学園の場所ですが」
「こちらです」
 玳透が来てだった。
 嵐に一枚の地図を渡した、嵐はその地図を見て話した。
「ここから近いですね」
「そうですね」
「はい、それでは」
「今はですね」
「こちらに入らせて頂き」 
 そうしてというのだ。
「そのうえで、です」
「休んで頂けますか」
「お食事もあるでしょうか」
「勿論です」
 こちらもだ、丁は答えた。
「好きなものをお召し上がり下さい」
「有り難いです、それでは」
「生活には困らないので」
 だからだと言うのだった。
「ですから」
「それで、ですか」
「お食事もです」
 こちらもというのだ。
「安心して下さい」
「何から何まで有り難うございます」
「世界の為に戦って頂くのですから」
 それ故にというのだ。
「ですから」
「生活のことはですか」
「一切です」 
 まさにというのだ。
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