第二百七十三話 中国からその三
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「碌でもない奴がや」
「多いですね」
「日本でわかった」
このことがというのだ。
「教師もちゃんとした人材を育てんとな」
「あきませんね」
「そっちもな」
「というか日本の先生の質は何なんですかね」
莫はどうかという顔で言ってきた。
「八条学園はええとして」
「ちゃんとした先生を採用してずっと教育して仕事ぶり見てるからな」
「そうですけど」
それでもというのだ。
「お話を聞いてますと」
「碌でもない教師多いな」
「そうですね」
まさにというのだ。
「ほんまにな」
「そうですね」
「そやからな」
だからだというのだ。
「自分等はな」
「先生のこともですね」
「徹底させてな」
「立派な人材を揃えますね」
「そや、採用試験で合格したらっていうかな」
施はさらに話した。
「どうしようもない屑、大学出ただけのな」
「それをコネで採用した様な」
「ゴロツキみたいなのをな」
そうした連中をというのだ。
「教師にしたらあかんわ」
「日本に限った話ではないですが」
外に行き場のない輩をコネで入れることはとだ、屈も述べた。
「我が国でも昔からある話で」
「そやな」
「ですが先生でそれはです」
「困るのは生徒や」
「セクハラ、モラハラ、パワハラは常で」
「殴って蹴ってな」
これが『教育』として許されるのだ。
「それで教えることも無能でな」
「しかも改善する気も見えない」
「そんなのばかりやとな」
「教育がおかしくなります」
「無能な働き者は場所を変えれば有能な働き者になる」
施は言い切った。
「真面目な分な」
「そうですね」
「しかし屑は何処に行っても屑や」
「そこまで無能でしかも性根が腐っているので」
「そんなのは教師にしたらあかんし」
それにと言うのだった。
「他の仕事でもな」
「務まりませんね」
「その他の仕事でも務まらん社会不適格者が教師やるからや」
ただ大学を出ているだけでだ。
「日本の教育は色々言われてるし」
「それで、ですね」
「教師の質もな」
「徹底してですね」
「よおしてな」
そうしてというのだ。
「教育全体をな」
「よおしていきますか」
「そや」
まさにというのだ。
「そこはやっていくで」
「いや、流石にです」
白は真剣な顔で言ってきた。
「日本の学校の先生は」
「質が悪過ぎるな」
「八条学園はええですけど」
自分達の通っている学校のというのだ。
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