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星河の覇皇
第八十三部第一章 防衛ライン到達その十二

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「送っています」
「それは何よりだ、ではだ」
「それではですね」
「あの星系をバグダート星系から前線への中継地としてだ」
「そのうえで、ですね」
「これから戦っていく」
 そうするというのだ。
「まずはな」
「左様ですね」
「そしてだ、若しだ」
「敗北してしまえば」
「バスラまで撤退し」
 そうしてというのだ。
「あの星系を拠点に戦っていく」
「左様ですね」
「あの星系をな」
 バスラ、この星系をというのだ。
「使っていく」
「それでは」
「そしてだが」
 アッディーンはバヤズィトにさらに話した。
「物資はとかくな」
「バスラに一旦集める」
「補給艦隊もな、後方支持部にもな」
 補給を担当するこちらにもというのだ。
「その様にだ」
「支持を出されますか」
「今すぐにな、バグダートからサマルカンドまでは」
「遠いですね」
「どうしてもな、だからだ」
 距離、それがあるかだというのだ。
「ここはだ」
「まずはですね」
「バスラに集める」
 物資、そして整備施設もというのだ。
「あの星系は次の防衛ラインにも近く」
「サマルカンド星系までもですね」
「いい距離にある」
「だからですね」
「これからはあの星系を中心にして戦う」
「中継地点として」
「これからの戦争の足掛かりだ」
 それになるというのだ。
「まさにな」
「そしてですね」
「戦う、私は一気に進みな」
「シャイターン主席の復帰までに」
「戦局を決するが」
 それでもというのだ。
「ことはその通りに進むとは限らない」
「それが戦争ですね」
「戦争は相手もいる、そしてだ」
 アッディーンはこれまでの数多くの戦場での死闘から戦争というものを熟知している、そこから話すのだった。
「アクシデント、トラブルもだ」
「付きものですね」
「宙形も影響するしな」
「アステロイド等」
「磁気やブラックホールもあり」
「隕石や彗星も来ますね」
「全く以て何があるかわからない」
 こう言うのだった。
「それが戦場でありだ」
「戦争ですね」
「常に変わっていくものでもある」
「戦場、そして戦局は」
「その都度対応するものだからな」
「まさにですね」
「何があるかわからない」
 こうバヤズィトに言うのだった。
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