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ドリトル先生とタキタロウ
第四幕その四

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「入ってです」
「観ることもですね」
「しましょう」
「わかりました、では今からです」
 先生はスタッフの人に笑顔で言います。
「家族と一緒にタキタロウ館に入っていいでしょうか」
「はい、是非です」
「タキタロウについて学ぶ為にですね」
「そうされて下さい」
「それでは」
 笑顔でお話してでした。
 先生は皆と一緒にタキタロウ館に入りました、すると。
 先生はタキタロウの模型を観て言いました。
「大きいね」
「一メートル以上あるよね」
「これはね」
 オシツオサレツも観て言いました、他の皆も観ています。
「実際にこれだけ大きいのかな」
「実際」
「七十センチあるとか二メートルあるとかね」
「言われてるわね」
 チープサイドの家族も観ながらお話します。
「それじゃあね」
「この模型の大きさは実物なのかな」
「完全に川魚だね」 
 老馬は模型の姿を観て言いました。
「これは」
「そうね、どう見てもね」
 ポリネシアも言います。
「この外見は」
「イワナかマスか」
 ダブダブも首を傾げさせます。
「どちらかしら」
「そこは調べたらわかるね」
 こう言ったのはホワイティでした。
「これから」
「食べる機会があればそれでわかるんじゃないかな」
 食いしん坊のガブガブらしい言葉でした。
「イワナかマスかね」
「この模型じゃどっちかは言えないね」
 ジップは少し残念そうに言いました。
「これじゃあ」
「これは本当に会いたいね」
 心からです、チーチーは思いました。
「最悪でも観たいね」
「そうだね、魚群探知機も湖の中に入れて」
 先生は皆にお話しました。
「調査するけれど」
「出来ればだね」
「いるかどうかを確かめて」
「それと共にだね」
「出来ればこの目で観たいよね」
「先生としては」
「学問は観ることもだからね」 
 まさにとです、先生は皆に答えました。
「そうしたいよ」
「そうだよね」
「先生にしてもね」
「やっぱりね」
「そうしたいわね」
「それに僕は生きものとお話が出来るからね」
 だからこそあらゆる生きもののお友達にもなっているのです、どんな生きものとも会話が出来ることもあって。
「タキタロウともだよ」
「会ったらだね」
「お話するね」
「そうするね」
「そう、そしてね」
 そうしてというのです。
「彼等自身からお話を聞きたいよ」
「一体どういった生きものか」
「他ならぬタキタロウから」
「そうしたいのね」
「そう思っているよ、では中をもっと観ていこう」 
 タキタロウ館のとです、こう言ってです。
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