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レーヴァティン
第二百七十七話 神殿に入りその七

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「いいな」
「それじゃあな」
「ではだ」
「今からな」
「行くぞ」
 神殿の中にというのだ。
「そうするぞ」
「ああ、そうしてな」
「神殿の中を進んでだ」
 そうしてというのだ。
「クトゥルフの間までな」
「行こうな」
「それじゃあな」
 二人で話してだった。
 仲間達そして選りすぐりの精鋭達を連れてそうしてだった。
 遂に神殿に押し入った、だが。
 門に来たところで早速深き者達が出て来た、しかも。
 門を見てだ、紅葉は目を顰めさせて言った。
「これは」
「はい、罠が仕掛けられています」
 夕子も門を見て言った。
「ここには」
「そうですね、では」
「罠を見つけ出し」 
 術でそうしてというのだ。
「解除して」
「そのうえで進みましょう」
「それに」
 夕子はさらに言った。
「中に入って」
「そうしてですね」
「まだ敵が出て来るでしょうし」
「彼等を倒し」
「そして中にもです」
「罠はあります」
 間違いなくとだ、紅葉は述べた。
「それは明らかですから」
「慎重に進みましょう」
「迂闊に進んではやられるだけです」
「敵だけでなく罠にも」
「まずは深き者共を倒せ」
 英雄は二人の言葉を受けて指示を出した。
「そしてだ」
「それからですね」
「罠をですね」
「見つけ出してだ」
 紅葉と夕子に話した。
「そうしてだ」
「そのうえで、ですね」
「解除してですね」
「先に進む、しかしだ」 
 ここでだ、英雄は言った。
「深き者共の動きを見るとわかるな」
「はい、何処に罠があるか」
「それがです」
 紅葉も夕子もそれはと応えた。
「わかります」
「彼等は罠のありそうな場所には入りません」
「どの者達も」
「そうしています」
「それではですね」
「罠のある場所はわかる」
 彼等の動きを見ればというのだ。
「だからな」
「まずはですね」
「敵を倒す」
「そしてですね」
「その後で、ですね」
「その場所を調べてだ」
 そうしてというのだ。
「罠を見つけ出してな」
「解除する」
「そうしていきますね」
「そうすることだ、罠を解除してだ」
 その様にしてというのだ。
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