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機動6課副部隊長の憂鬱な日々
第29話:内緒のお話
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いミスだったな」

「・・・すいません」

「ま,なのはからも言われてるだろうけど,4発ロードなんて
 俺でも制御しきれる自信もないし,体への負担も大きいんだから
 今後はやめとけよ」

「はい・・・」

「ずいぶん落ち込んでるみたいだね」

「いけませんか?」

「いけなくはないよ。ミスしたら反省すべきだとも思うしね。
 ただ,引きずるのは良くない。ミスの反省を次に生かせれば十分だよ」

「はぁ・・・」

「ミスは誰だってする。俺も昨日はミスしたし。
 それで今日は,はやてに怒られちゃったしね」

「ゲオルグさんがミスなんて・・・」

「したよ。安易に一人で調査に出たこと。敵の戦力も不明な状況で
 バックアップも無しに取るべき行動じゃなかったね。
 ま,油断してたんだな」

俺が笑いながらそう言うと,ティアナは俯いて何かを考えているようだった。

「ティアナはさ,何をそんなに焦ってるの?」

「焦ってなんかないです」

「焦ってるよ。ただでさえお前たちフォワードはなのはから厳しい訓練を
 受けてるんだから,その上自主トレなんて焦ってる証拠」

「・・・」

「ま,くどくど聞くのはやめようか。とにかく,無理な自主トレは
 ティアナ自身のためにもならないし,寝不足は美容にもよくないよ。
 さ,今日はもう戻ってさっさと寝るんだ」
 
「はい・・・」

俺は隊舎に向かって歩くティアナを見送ると,振り向いて林の奥に向かって
声をかけた。

「のぞき見とは趣味が悪いね。陸曹」

俺がそう言うと,ヴァイスが木の陰から姿を現した。

「気がついてたんすか」

「当たり前だよ。舐めんな」

「それは恐れ入りました」

「なんで割り込まなかったんだ?言いたいことはあったんだろ?」

俺がそう聞くと,ヴァイスは頭を掻いた。

「いや,そうなんすけどね。俺の言いたいことは全部ゲオルグさんが
 言っちまいましたからね」

「それは失礼しました」

「いやいや。それよりいいんすか?ティアナ」

「良くはないね。あれじゃ,自主トレはやめる気ないだろうし」

「どうするんです?」

ヴァイスがそう聞くので俺は腕組みをして少し考えた。

「このままほっとくのも手かな,とは思ってる。
 一度無理のし過ぎでどんな痛い目を見るかってのを体感しとくのも
 悪くはないかなってな」

「本気で言ってるんすか?」

ヴァイスの声に少し怒気が混じった。

「半分くらいね。でも取り返しのつかないようなことには
 ならないようにしないといけないからね。さじ加減が難しいわな」

「俺がそれとなく見ときましょうか」

「暇なの?」


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