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ドリトル先生とタキタロウ
第二幕その五

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 館長さんは先生にお会いするとこうお話しました。
「実は今度山縣健の大鳥池に調査チームを派遣することになりまして」
「鶴岡市のですか」
「ご存知ですか」
「実は先日調べていました」
 先生は館長さんに一緒にミルクティーを飲みつつお話しました。
「タキタロウに興味を持ちまして」
「それはお話が早い、実はです」
 館長さんは先生にまさにというお顔で答えました。
「タキタロウのこともです」
「調査しますか」
「そして大鳥池のことを生物学部や地質学部もです」
「大学のですね」
「一緒です」
「水族館とですね」
「そして先生もです」 
 ドリトル先生もというのです。
「生物学の権威であり地質学でも博士号を持っておられ」
「だからですか」
「よくご存知なので」
 その為にというのです。
「医学部の方ですが」
「僕にも同行をですか」
「お願いしたいのです」 
 是非にというのです。
「それで今回お邪魔しました」
「そうでしたか」
「はい、それでお願い出来ますか」
「それは何時ですか」
 先生は調査の時期を尋ねました。
「それで」
「それはです」
 館長さんはその時期をお話しました、すると先生は笑顔で応えました。
「嬉しいです、その時は時間があります」
「それでは」
「丁度現地調査をしたいと思っていました」
 その大鳥池をというのです。
「タキタロウについては」
「学ばれていて」
「興味を持ったうえで、これはです」
 先生歯笑顔のまま言いました。
「渡りに舟です」
「そうなのですね」
「はい」 
 まさにというのです。
「有り難いことです」
「これは神様の配剤ですか」
「そうも思います」
 こう館長さんに答えるのでした。
「心から。ではです」
「参加して頂けるのですね」
「心から喜んで」
「わかりました、ではお願いします」
「そうさせて頂きます」 
 先生は笑顔で応えました、そして館長さんとお話をした後でお話を聞いていた動物の皆に満面の笑顔で言いました。
「今から教会に行こう」
「神様に感謝しにだね」
「大鳥池に行かせてくれるから」
「それでだね」
「感謝しないとね」
 そうしないと、というのです。
「いけないよ」
「そうだよね」
「このことはね」
「本当に神様に感謝しないとね」
「行きたいと思っていたら早速だったから」
「これを神様の配剤と言わずして何と言うか」
 それこそというのです。
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