暁 〜小説投稿サイト〜
星河の覇皇
第八十二部第五章 撤退する者達の焦りその十一

[8]前話 [2]次話
「それを避けようと考えていたが」
「無事にティムールの領土のかなりを占領しています」
「順調に」
「シャイターン主席も戦禍は避けていた様で」
「こうした場合無抵抗いることを指示していた様で」
「それで、ですね」
「私もそう命じていたが」
 若し領内にティムール軍が入れば無抵抗で降る様に言っていた、それが一番戦禍を出さないで済む方法だからだ。
「ティムールもそうでよかった」
「全くですね」
「この度は」
「お陰で無事に進んでいます」
「補給基地はまだ築いていませんが」
「補給拠点はまだ国境にありますが」
「それも移す、敵の次の防衛ラインを突破すれば」
 それからのことを今度はこう話した。
「一気にサマルカンドに向かうがだ」
「それでもですね」
「その時にですね」
「我等はですね」
「補給拠点を築きますね」
「サマルカンド星系を攻略するが」
 その作戦を行うがというのだ。
「その為の足掛かり、補給基地をだ」
「築かれて」
「そうしてですね」
「そのうえで、ですね」
「サマルカンド星系への攻撃にかかる」
「そうされますね」
「そうだ、進撃しつつな」
 それと共にというのだ。
「防衛ラインを突破しその向こうにあるダマスカス星系だ」
「あの星系ですね」
「あの星系に補給物資を集中させ」
「整備施設も置き」
「そしてですね」
「そのうえで」
「そこを拠点としてだ」
 そのうえでというのだ。
「サマルカンドを攻める、やはりな」
「どうしてもですね」
「これ以上進むとなると」
「補給線が伸びますし」
「整備施設も遠くになります」
「補給と整備なくして進めません」
 とてもとだ、幕僚達も話した。
「これは」
「左様ですね」
「そう思いますと」
「ここはですね」
「敵の次の防衛ラインを突破すれば」
「次の大きな戦いはサマルカンド攻略ですが」
「その際にですね」
 まさにというのだ。
「足掛かりを築きますね」
「そしてそのうえで」
「サマルカンドを攻める」
「その用意もしますね」
「後で」
「次の防衛ラインでの戦いまではシャイターン主席も復帰しないだろうが」
 それでもとだ、アッディーンは話した。
「しかしだ」
「それでもですね」
「それ以降はですね」
「シャイターン主席も復帰しますね」
「あの御仁も」
「そうなると補給や整備なしで進んでもな」
 そうしてもというのだ。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ