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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百三十一話 奇巌山へその三

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「かなりの強さですね」
「そう、ショッカーからね」
 木場はまさにと答えた。
「普通の怪人達とは全く違うよ」
「そこまで強いですね」
「俺達が戦ったオルフェノクだと」
「ラッキークローバーですね」
「そしてローズオルフェノクは」
 こういった者達はというのだ。
「尋常じゃない強さだったよ」
「そうでしたね」
「その者達もただ出て来るだけではないだろう」
 紅麗は仮面を外していた、その整っているが鋭さもある顔で語る。
「これまでスサノオは怪人達から感情や思考を取り除いていた」
「もう最後となると」
 昴は紅麗の言葉にはっとして言った。
「それこそ」
「そうだ、それを戻してもな」
「不思議じゃないか」
「私はそうも思うが」
「有り得るな、あいつの性格だと」
 昴は否定せずに述べた。
「これまで明らかにそうしないで楽しんできたからな」
「そうだな」
「そんなフシがあるな」
「スサノオの性格なら有り得ますね」
 クレア=ハーヴェイも否定しなかった。
「最後になりますと」
「そうしてくるな」
「私も言われてその様に考えました」
 そうだというのだ。
「実に」
「その通りだな」
「はい、ではこれからの戦いは」
「これまでより遥かに過酷な戦いになる」
「そうなる可能性が高いですね」
「極めてな」
「やはりそうですね」
「しかし我々は敗れるか」 
 イケメンマスクは仲間達に問う様にして言った。
「最後の最後で」
「そんな風に思うか」
「いえ」
 一条の言葉に首を横に振って答えた。
「そんなつもりはないですし」
「負ける気もしないな」
「過酷な戦いにはなります」
 イケメンマスクもこう考えている。
「しかしです」
「それでもだな」
「我々は勝ちます」
「そうだな」
「これまでそうなるだけのものを培ってきています」
「そうですよね、本来いる世界でも何かとありましたし」
 一誠は自分達の世界のことから話した。
「それにスサノオとの戦いでも」
「何かとあったね」
「そうでしたね」
 犬屋敷に応えた。
「思えば」
「培ったものは途方もなく大きいよ」
 犬屋敷も言った。
「だからね」
「その手に入れたもので」
「例え大幹部クラスが心や考えを持って前に出て来ても」
「それでもですね」
「戦ってね」  
 そうしてというのだ。
「勝とう」
「必ず」
「そうなる様にしよう」
「そうですよね」
「答えは一つだしな」
 剣崎も言う。
「戦ってな」
「勝つしかないですね」
 焔レンが応えた。
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