暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー エターナルインフィニティ
第五百三十話 サラミスの海戦その五
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「カズマはそうです」
「あいつは正真正銘の駄目男だからな」
 ダクネスは嬉しそうに語った。
「だから傍にいるといい」
「いや、よくないだろ」 
 すぐに正香が言ってきた。
「そこは」
「若し夫だったらと思うとゾクゾクしないか」
「ダクネスがそうした好みなのはわかるが私は違うからな」
「それでそう言うのか」
「何処がいいのだ」
「それに和真はあれでいいところもあるぞ」
 このことは白虎が指摘した。
「確かに最低な一面もあるがな」
「私はパンツを盗まれブルマ姿にさせられました」
 めぐみんはむっとした顔で述べた。
「胸がないと言われることはいつもです」
「胸がないのは私もだぞ」
「私もだ」
 正香も白虎も言う。
「それがどうした」
「何ともないぞ」
「吾輩は和真殿とは心で通じ合うから何も言わないである」
 ガビルは彼のことではこう言った。
「よき御仁とだけしか思わないである」
「あれで心根がよく頼りになる」
 これはゲルドの言葉だ。
「それで充分ではないだろうか」
「それはそうですが」
 めぐみんもそう言われると否定しなかった。
「しかしブルマは流石にです」
「何っ、ブルマの何処が悪い!」
 智樹が怒ってきた。
「めぐみんさん、そこは違うぞ!」
「あのいやらしいデザインが最低ですが」
「あれがいいんだ!」
 そのいやらしさがというのだ。
「俺の学校は今もそれで感謝している!」
「あの、普通にです」
「ブルマ姿は恥ずかしいですが」
 めぐるとすみれが言ってきた。
「男子生徒無意識のうちに観てきて」
「ずり上がりも気になりますし」
「半ズボンがいいんですが」
「私達としては」
「それがいいんじゃないか、あのデザインもずり上がるのも」
 智樹は二人にも反論した。
「そこがわからないことは残念だ」
「お前そういう考えだから墓穴掘るんだぞ」
 レスターが腕を組んで忠告してきた。
「言っても止まらねえだろうが注意しろよ」
「いやあ、煩悩が凄くて」
 智樹は二等身で答えた、実はさっきからこの等身だ。頭の後ろにやった手がこれまた絶妙な配置である。
「それでなんです」
「いつもやらかすんだな」
「ええ、本当に」
「それでいつもああした結末か」
「そうなんですけれどね」
「まあそれでも注意しろ」
 レスターは真顔でまた言った。
「さもないとそのうち死ぬぞ」
「いや、普通にこれまで何度死んだか」 
 こう言ったのはロム爺だった。
「わからねえからな、この小僧が」
「というかレスターさんは優しいですね」
「いつも思うがそうだな」
 ダクネスはめぐみんの言葉に頷いた。
「一見強面だが」
「実は何かと気遣ってくれます」
「そ、そんなんじゃねえからな」

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ