第二千三百五十話 阪神ファンはそう
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第二千三百五十話 阪神ファンはそう
オランダはルクセンブルグに阪神タイガースの昭和四十八年のことをお話しました、するとルクセンブルグも驚きました。
「それは凄いね」
「もうネタの宝庫なチームやが」
「その時は特になんだ」
「伝説になってるわ」
「甲子園最終戦で優勝逃して」
「それも相手が巨人でな」
よりによってです。
「巨人が優勝したしな」
「しかも九対〇の惨敗なんて」
「もうファンが怒り狂ってや」
あまりにも悪条件が重なってです。
「グラウンドに雪崩れ込んでな」
「王さんを下駄で殴って」
「解説の村山さんも殴ってや」
読売で解説をしていたからです。
「挙句球界で一番怖いと言われたな」
「根本さんまでって」
「そんな騒動やった」
「あまりにも酷いね」
「日本にもこんな話があるんや」
穏やかな国民性でもです、日本にもフーリガンは存在しています。
第二千三百五十話 完
２０２２・１１・２９
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