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オズのボームさん
第九幕その十

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「それではね」
「そうしていくね」
「ええ、これからはね」 
 まさにというのでした。
「それでいきましょう」
「それではね」
「これも閃きね」 
 オズマはにこりとして言いました。
「図書館の整頓と管理についての」
「そうだね」
「それをしていたから」
「一生懸命だね」
「そう、努力をしていたから」
 まさにというのです。
「閃きが来てくれたのよ」
「九十九パーセントのだね」
「そういうことね」
「本当に何かしないと閃きって来ないのね」 
 恵梨香はしみじみと思いました、今のボームさんを見て。
「そうなのね」
「いや、努力がどれだけ大事か」
 ジョージも言いました。
「今実感したよ」
「そうだね」 
 カルロスはジョージの言葉に頷きました。
「ボームさんを見てね」
「閃きが来た時ってはっとなって凄く気持ちいいけれど」
 ナターシャはその時の感触のお話をしました。
「それは何かをしてこそ来てくれるものね」
「本当にまず努力することなんだね」
 神宝はしみじみと思いました。
「そうしたら閃くんだね」
「そうだね、僕も今閃いたしね」
 ボームさんは五人にお話しました。
「本当にだよ」
「まず努力する」
「そのことについて」
「やってみることですね」
「一生懸命に」
「それからですね」
「そうだね、努力が最初だよ」
 そこからだというのです。
「何事も」
「はい、それならですね」
「私達もですね」
「努力することですね」
「そうすれば閃きも来て」
「素晴らしいものが出来ますね」
「そうだよ、そしていいことについて努力をすれば」 
 このことだけでもというのです。
「自分を磨くことにもなるよ」
「それだけで、ですね」
「そうなりますね」
「だからですね」
「努力自体いいことですね」
「そうでもありますね」
「だから努力はすることだね」 
 ボームさんはしみじみと思いました。
「本当に」
「そういうことですね」
「努力はそれだけでも素晴らしい」
「自分も磨けるので」
「閃きが来てくれるだけでなく」
「そうした意味でもいいんですね」
「オズの国の人達はいつもいいことをしよういい働きをしようと努力しているから」
 元々そうした人達ばかりですが、です。
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