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北朝鮮的窮乏生活
第二章

[8]前話
 買うものは半額や特価のものだったり店という店を調べて同じ商品でも安い店で買ったりしてだった。
 家の電気や水道も節約した、車のガソリンもそうしたが。
 二ヶ月経ってだ、妻は夫に家で話した。
「あの前とあまりね」
「あまり?」
「変わってないわ」
 こう言うのだった。
「節約しても家計の出費が」
「そうなんだ」
「つまりね」
 夫にさらに話した。
「私達って前からよ」
「節約してたんだ」
「そうだったみたい」
「成程ね」
「だからもっと節約しようと思ったら」
 それならと言うのだった。
「北朝鮮とかね」
「あの国って」
 夫はそう言われて眉を動かした。
「流石にね」
「ないわよね」
「一日二食とかだよね」
「ガスも水道もね」
「まともじゃないね」
「電気だってね」
「夜あの国宇宙から見たら光ないから」
 見事に北朝鮮の部分だけだ。
「そういうのだからね」
「無理よね」
「今の日本人はね」
「そうよね、けれど工夫していって」
「節約だね」
「そうしていきましょう、物価が落ち着くまでは」 
 それまではというのだ。
「そうしていきましょう」
「二人でだね」
「戦争とか色々早く終わることを神様にお願いして」
 そうしつつというのだ。
「今は工夫もして」
「乗り切るね」
「そうしていきましょう」 
 こう話してだった。
 実際に夫婦で努力して節約していった、すると多少だが家計はましになった。それで夫婦はその分よかったと喜ぶことが出来たのだった。


北朝鮮的窮乏生活   完


                 2022・11・18
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