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捨て猫から幸せになった猫達
第二章

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 同じ宗派の牧師に紹介された退役軍人で今は大きな車を売る店を営業しているロバート=ブランドリーという大柄な茶色の髪の毛と髭に面長の顔と青い目を持つ逞しい長身の彼を紹介してもらった、サルネラはブランドリーにカポネの話をするとだった。
 ブランドリーは彼を自宅に案内した、すると。
「ニャア」
「ニャアン」
「ニャウン」
「ミャウン」
「ニャオン」
「ニャンニャン」
「ニャ〜〜ン」
「ミャ〜〜ン」
「ミャウオン」
「ウニャア」
「ウニュ〜〜」
「ウミャ〜〜」
「ニャンニャンニャン」
「また多いね」
 サルネラは自宅にいる白に白黒、茶、茶と白の猫達を見て話した、見ればどの子もまだ小さい。
「これは」
「十三匹、トム、マリ、ガオ、ミニー、トミー。トニー、サリー、ジュリー、ジョリー、ローズ、メリー、ダイア、ホワイトだ」
「皆名前があるんだ」
「実は車を運転している時に一匹見付けて保護しようと手で抱えたら」
「そうしたらなんだ」
「そこからどんどん出て来てね」
 子猫達がそうしてきてというのだ。
「合わせて十三匹出て来たんだ」
「驚いただろう」
「ああ」 
 ブランドリーもその通りだと答えた。
「どうしようかと思った、けれどこれも神様のお導きだってな」
「思ってか」
「皆保護してな」 
 そうしてというのだ。
「家族にしたよ、女房も猫好きだし他にペットもいなかったしな」
「それでだね」
「今じゃこうだよ」
 十三匹全員家族にしたというのだ。
「毎日賑やかで楽しいぜ」
「それは何よりだね」
「どんな命でも助けるべきだよな」
「人も猫もね」
 サルネラは牧師、神に仕える者として答えた。
「本当に」
「そうだよな、俺もそうしたし」
「私達もそう考えて活動しているよ」
「じゃあお互いにな」
「これからもね」
「そうしていこうな」
「是非ね」
 二人は握手をして話した、サルネラはこのことも覚えてそうしてだった。
 リカリ達スタッフと共に活動を続けて言った、そうして多くの命を救っていった。


捨て猫から幸せになった猫達   完


                   2022・10・26
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