第二幕その五
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「双六をしましょう」
「それじゃあですね」
「今から双六ですね」
「双六をしますね」
「そうして九時まで楽しんで」
「九時になったらですね」
「お仕事をね」
それをというのです。
「楽しみましょう」
「九時までは遊びを楽しむ」
「九時からはお仕事を楽しむ」
「いい流れですね」
「楽しみに楽しみが続いて」
「それはまた」
「オズの国はお仕事も楽しいから」
これはどんなお仕事でもです。
「だからよ」
「楽しみが続きますね」
「お仕事ををしても」
「遊びと同じだけ楽しいですね」
「それがオズの国の遊びですよね」
「そうですよね」
「そうよ、だから楽しみ続けましょう」
こう言ってでした、皆は六時になったらです。
朝ご飯を食べました、その場にボームさんがいますが神宝達は先程の場にボームさんがいなかったので思いました。
「あれ、さっきは」
「ボームさんおられなかったですね」
「まさかと思いますが」
「朝もですか」
「お仕事ですか」
「違うよ、実は起きてから孫達の相手をしていたんだ」
ボームさんはにこりと笑って答えました。
「そうしていたんだ」
「お孫さんおられたんですか」
「そうだったんですか」
「それでオズの国に来られてますか」
「そうなんですね」
「それでご一緒に暮らしておられますか」
「そうなんだ、子供や孫達と一緒に暮らしているんだ」
そうだというのです。
「王宮の近くにお家もあるしね」
「ボームさんは王宮にもお部屋があるのよ」
ドロシーも五人にお話します。
「それでお家もあるの」
「そうなんですね」
「それでお家出、ですか」
「お孫さん達がおられて」
「お孫さん達の相手をしていて」
「それで、ですか」
「朝はいなかったんだ」
皆が集まるその時はとです、またボームさんはお話しました。
「そうだったんだよ」
「お孫さん達はね」
ドロシーがまた言います。
「皆と同じ位の年齢よ」
「だからなんだ」
ボームさんは神宝達に言いました。
「君達とは孫を接するみたいになっているかもね」
「そうなんですか」
「僕達は孫ですか」
「ボームさんから見て」
「そうなんですね」
「年齢的には」
「外見もね。しかし僕もね」
ここでボームさんはこうも言いました。
「最初にオズの国のことを聞いてから随分変わったよ」
「そうですか」
「変わられたんですか」
「その頃と比べて」
「ボームさんご自身も」
「そうなんですね」
「子供が大きくなって孫も出来て」
そうなってというのです。
「変わったよ」
「そしてオズの国に来てね」
ドロシーは朝ご飯のハムエッグを食べながらお話します、他にはトーストと牛乳それにオレンジや林檎があり
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