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はらだし
第二章
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しは横文字も入れて話した。
「踊りだけでは芸が足りん」
「それでなの」
「落語も出来るの」
「そうじゃ、時間がないなら短くて笑えるネタを出すが」
 落語のそれをというのだ。
「どうであろうか」
「そうね、踊りよりも落語がいいかしら」
「そうよね」
 二人ははらだしの話を受けて二人で話した。
「それならね」
「その方がいいかもね」
「それじゃあね」
「その短くて笑えるの聞かせて」
「ではな」
 はらだしも頷いて応えた、そうしてだった。
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