スーパーロボット大戦OGs
0046話
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いつでも出撃可能だ」
「了解。シュヴェールトは進路を変更せずにこちらへと近づいてきています。ハッチ開放します」
機長の言葉と同時にハッチが開放され、グロウセイヴァーのモニタには青い空と白い雲が映し出される。
「いい天気だな。グロウセイヴァー、アクセル、出るぞ!」
テスラ・ドライブを起動させ青空へと機体を舞わせる。
どこまでも広がる澄んだ青空をグロウセイヴァーで舞うように飛ぶ。
たった今も口に出したが本当にいい天気だ。こんな日に戦闘なんて勿体ないような気がする。
「まぁ、そうは言っても俺の仕事だしな」
軽く首を振り、意識を戦闘へと切り替える。
「隊長、見えました。シュヴェールト2機接近してきます」
エキドナのランドグリーズから通信が入る。
ちなみに、このランドグリーズもテスラ・ドライブを装備しており空を飛ぶ事が可能になっている。
エキドナからの報告と共に、グロウセイヴァーのモニタにもシュヴェールトの姿が映し出された。
白い機体色で、どこかヒラメを思わせるような扁平なその姿は間違いなくシュヴェールトだ。
「今回は基本的に死者無しでいきたいんだ。撃ってくるなよ?」
ポツリ、と呟く。
相手がPTならまだしも、戦闘機では迂闊に攻撃を当てる事が出来ない。もし当たってしまえば、余程当たり所が良くない限りそのままパイロットごと爆発してしまうだろう。
「隊長、敵機が引き返していきます」
俺の願いが通じたのか、こちらを窺うようにしていたシュヴェールトは元来た方へと引き返していく。
「何も考えないで攻撃してくるような脳筋じゃなくて助かったな」
敵パイロットはきちんと偵察としての役割を自認していたのだろう。
だが、それはつまり反乱軍の規律や命令系統がしっかりとしている事も意味している。
少なくても上司への嫉妬で反乱を起こす、なんて真似をするような奴ではないのだろう。
「エキドナ、気をつけろ。敵はそれなりの練度を持つ部隊だと思われる。敵機の捕獲が優先だが、自分達の命と引き替えにしては割に合わん」
「了解しました。……隊長、レーダーに反応。エルアインスが4、量産型ゲシュペンストMk-Uが6、ガーリオンが5の合計15機です」
結構数が多いな。こちらの5機に対して15機。戦力比ににして1:3か。
「だが、3倍程度の敵機と互角に戦えてこそシャドウミラー隊だ。エキドナ、まずは俺がエルアインスを受け持つ。その間の他の敵機は任せた」
「了解しました。W1とW2はガーリオン隊へ牽制射撃を。隊長に近寄らせるな。W3は私と量産型ゲシュペンストMk-U隊を」
量産型Wの無機質な声で了解という返事が3つ、聞こえてくる。
こちらの大まかな作戦が決まる
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