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彼女の勘違い
第二章

[8]前話
「岡田と話してた時だね」
「その時聞いたから」
「あれどっちかだよ、ほら言われて怒るとか喜ぶとか」
「それ?」
「そうだよ、叩かれて気持ちいいとかね」
 そうしたことはとだ、雄大は答えた。
「僕はないよ」
「そうだったの」
「そうだよ、叩く趣味もないよ」
 こちらもというのだ。
「言っておくけれど」
「そうだったの」
「そうだよ、それは言っておくよ」
 雄大は奈々に強く言った。
「本当にね」
「私の勘違いだったのね」
「そうだね、そういうのはノーマルだから」
 雄大は強く断った。
「わかってね」
「ええ」
 奈々も頷いて応えた。
「覚えたわ」
「うん、ただお風呂場でするのは好きだから」
 雄大はここであらためて笑って言った。
「だからね」
「今からね」
「お風呂入るしどうかな」
「ええ、それじゃあね」 
 奈々も今度は笑顔で応えた。
「一緒にね」
「入ろうね」
「二人でね」
 鞭や蝋燭を収めてそうしてだった。
 奈々は雄大と共にバスルームに入った、そしてそこで二人で楽しんだ。もう叩くとかそうしたことは何処かに行ってしまっていた。
 そして風呂場から出てだ、奈々は雄大にパジャマ姿で言った。
「鞭や蝋燭はどうしようかしら」
「買ったのかな」
「ええ、通信で」
「仕方ないな、じゃあネットオークションでもかけて」
「売る?」
「蝋燭は置いていいけれど鞭はそうしよう」
 後始末の話はこれで終わった、その上で二人仲良く同じベッドで眠った。


彼女の勘違い   完


                     2022・9・27
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