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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて
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貸したら自分が不便するのわかっているのに・・ それで・・こんな子・・その時お前を好きだと感じた」

「だったら なんで はっきり言ってくれへんかったんよー ウチ 充君のこと・・」

「ばか そんなこと 小学生で あの時 言えるかー? だんだんとなー」

 その時、白い子犬を連れた女の子。サロペットの短いスカートで、犬を散歩してるのだろう。私に向かって深々とお辞儀をしていた。知らない こんな子と思ったが、頭をあげて、今度は充君の方を見つめていた。そーしたら、軽く会釈をして通り過ぎて行った。

「あっ 思い出した あの子 十和姉ちゃんの妹さん 前は髪の毛長かったのにー 切ったんだ 充君知ってるのー? なんか 見てた 充君のほうも・・」

「うー 教育大付属に行っているみたい 電車でよく会うんだ 私立と違ってダサい制服で一人で乗っているから逆に目立つんだよね 途中で降りるけど」

「ふーん 気になってるんだ 可愛い?」

「バカ 何 勘ぐってるんだよー」と、私の頭を押さえて・・。

 公園を出て、私、別れ道に来るまで、充君の腕にすがりつくように手をつないでいた。そして、別れる時

「なぁ こんなウチでも 好きって言ってくれてありがとう ウチも充君のこと ほんまに 好きと思っていいの?」

「もちろんだよ 一緒にな 進んで行くんだよ だけど、紗奈 すまん 来週から日曜日も合同練習になった 試合 近いんだよ 少し 会えない」

「えー 仕方ないよね じゃぁ 練習がんばってね 試合も ウチ ひとりでも行って勉強しとく 午後も行ってるし、もし、早く終わったら来てね」

「あぁ そん時は 電話するよー 紗奈もがんばってな」

 私、どんどん幸せ感じて行く。絶対に、受験して受かるんだ。もっと、幸せ感じたいと思っていた。今まで、ドス黒い毎日だったのが、こんなに晴れ晴れとするなんてっと。

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