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麗しのヴァンパイア
第四百八十六話

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             第四百八十六話  ドレスを着る前に
 華奈子と美奈子はブラそしてそれぞれのブラと同じ色のショーツを着けたまま一旦脱衣場から出た。
 そうして自分達の部屋に入ったが部屋にいた使い魔達に言われた。
「おいら達も雄だからな」
「男だからね」
「そうしたお姿で出られないで下さい」
「感心出来たものではありません」
「お父さんいなくてもなのね」
 華奈子は自分の使い魔であるライゾウとタロだけでなく美奈子の使い魔であるタミーノとフィガロにも言った。
「駄目なのね」
「そうだよ、せめて簡単な服を着てな」
「それから部屋に来てね」  
 タロとライゾウが答えた。
「いいね」
「着替える時でもな」
「ううん、じゃあ今度から気をつけるわね」
「そうしろよ」
「くれぐれもね」
「ええ、じゃああたし達今からドレス着るから」
 華奈子はあらためて話した。
「お部屋出てね」
「ご自身で着ることが出来ますか?」
「ドレスといえばかなりのものですが」 
 今度はタミーノとフィガロが言ってきた。
「大丈夫でしょうか」
「お二人だけで」
「大丈夫よ、二人だからね」
 二匹の主である美奈子がにこりと笑って答えた。
「そうしたこともね」
「出来ますか」
「そうなのですね」
「だからね」
 それ故にというのだ。
「貴方達は今はね」
「はい、退室します」
「では下でお待ちしています」
「おいら達はもう風呂に入ってブラッシングもしたしな」
「待つだけだね」
 ライゾウとタロも言ってだった。
 使い魔達は退室した、そこで華奈子は美奈子にあらためて話した。
「それじゃあね」
「ええ、今からドレス着ましょう」
「お互いに一人で無理なところは助け合って」
「二人でそうしていきましょう」
「双子だしね」
「丁度いいわ」
 双子の姉妹でこう話してだった。
 二人は部屋のクローゼットからドレスを出した、そしてまだ下着姿だったがその上からドレスを着ることをはじめた。


第四百八十六話   完


                  2022・7・1
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