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麗しのヴァンパイア
第四百八十五話

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               第四百八十五話  ブラを着けて
 華奈子はブラ白いそれを着けてみて思った。
「いや、何かね」
「大人になった?」
「ええ」
 ライトブルーのそれを着けた美奈子に話した。
「そんな感じがするわ」
「そうなのね」
「それ美奈子もでしょ」
「そう言われたら」
 美奈子は華奈子に確かな顔で答えた。
「そうね」
「大人になった感じがするでしょ」
「ずっとね」
 美奈子は微笑んで話した。
「ブラって憧れだったわ」
「そうでしょ、ブラ着けたら」 
「大人って感じするから」
「だからね」
「華奈子としては」
「凄く大人になって」
 そう思ってというのだ。
「今凄く嬉しいわ」
「そうなのね、それはね」
「美奈子もなのね」
「そう言われたらね」
 実際にというのだ。
「そうよ」
「でしょ?憧れよねブラって」
「大人の女の人が着けるものよね」
「だからそれを着けたら」
「もう大人ね」
「あたし達大人になったのよ」
 美奈子に笑顔で話した。
「そうなったのよ、ほんの少しでも」
「少しでも」
「それは一歩でも」
 ほんの小さなそれでもというのだ。
「確かにね」
「大人になってるのね」
「そうよ、じゃあね」
「今からね」
「ドレス着て」
「メイクもして」
「それでパーティーに行きましょう」
 こう美奈子に話した。
「いいわね」
「ええ、少しでもね」
「大人になって」
「それでね」
 行こうと話してだった、二人で一旦下着姿のまま脱衣場から出て二人の部屋に入った。そうして今度はドレスを着るのだった。


第四百八十五話   完


               2022・7・1
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