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まともに相手にしてもらえなくて・・ おまけにブスといわれて
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 夏休み前になると、久美が

「サナ 泳ぎに行こうよ 孝雄 知ってるでしょ カラオケで一緒した人 車で連れてってくれるって 敦賀まで」

「えー あの久美の隣にいた人?」

「うん 車の修理工場に行ってるの 車持ってるし・・」

「だって 男の人となんかと一緒じゃぁー」

「そんなこと言ってるから みんなからブス扱いされるんだよー サナはー いいじゃん、どっちみちもてないんだから、こんな時でしか、男の子と遊べないよー」

「そんなー ひどい言い方よね 別に私 もてなくてもかまへんよ」

「うーん 考えといて 又 ラインするね」

 ラインが来て、茜さんのところでバーベキューするからという誘いだった。茜さんからのご指名だから、断れないよとも書いてあった。

 当日、私は地図をたよりに茜さんのお家へ。後ろはもう、竹林になっている大きな家。入っていくと、お庭でもう炭のバーベキュー台があって、何人かが集まっていた。男の人も数人いる。結局、女の子は茜さんの同級生が二人、十和子さんと、久美それに私の6人。男のひとが4人だった。

「茜さん 今日はありがとうございます 呼んでいただいて」と、とりあえず挨拶したら

「てめえ 気安く呼ぶんじゃぁないよ 茜姉さんだよ」と、十和子さんが・・。私が怖がっていたのか

「いいの この娘は 茜って呼んでも」って、茜さんが言ってくれた。

 その後、お肉とか食べていたんだけど、男の人に話しかけられても、私は場違いな気がして、早く帰りたかったのだ。みんなが、お酒も飲み出して盛り上がっている時、私は色んな樹木のあるお庭を散歩する気でウロウロしていたら、納屋らしき建物の裏手で見てしまった。茜さんが膝まづいて男の人のあそこに顔をうずめている姿が、そして「もっと 口を動かしてしゃぶれよ 後で、悦ばせてやるからな」と、言われているのも。

 私は、直ぐに、その場を離れて、久美にもう帰ると伝えたんだけど、孝雄という人とベタベタしながら、今、茜姉さんが居ないから、挨拶していきなさいよと言われて・・。みんなは、茜さん達二人が居ないことを、何をしているのかわかっているみたいだった。しばらくして、茜さんは、何にも無かったかのような顔をして戻ってきた。だけど、顔に髪の毛がくっついて乱れていた。

 何とか、いい訳をして帰って来たんだけど、私は、ショックだった。あんな光景を見たのは、初めてだったし、茜さんでも男の人の前ではあんなことをさせられるんだと。やっぱり、不良グループなんだ。でも、仲間にさせられてしまったんだと。
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