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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉〜戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる?〜
第六十四話 断罪王Z 対 断罪王X〈バイオレンス〉!パワハラする奴は電車とバスとロープウェイで超女性高齢者に痴漢の濡れ衣を9800回着せられて今まで築き上げた社会的地位と家族と友人の信頼をすべて失って外来種に転生しろ!
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それで神にお願いするんだ!このしがらみだらけのつまんねぇ世界をぶっ壊して、暴力のみが支配する世界を創造してくれって!」
「神が本当にその願いを叶えてくれる保証があるのか?」
「そんなの神に頼んでみなきゃわからないだろ?」
「まぁ、そうだが...わかった、ダメもとでやってみるか!」
「ああ、そうだぜ!本には今日やれって書いてある、今やらなきゃ、このチャンスは二度と来ないかもしれないんだ!」
俺とデロシは調理室から包丁を四本盗み出す。
「これでお互い包丁二刀流だ!最強だぜ!」
「ああ、俺達で神に頼んで世界を変えてもらうんだ!暴力が支配する新世界に!」
俺とデロシは両手に包丁を持ってZランク高校の全生徒と全教員を殺害した。
さすがに人数が多かったせいか、途中、反撃されて大けがを何度もした。
「おい、リキ。無事か...?」
「ああ、デロシ、お前はどうだ?」
「俺もなんとか無事だが、コレはさすがにヤバイかもな」
百人以上の警察官が俺とデロシと囲んでいる。
「お前たちはすでに包囲されている。今すぐ、武器を捨てて自首するんだ!」
「おい、デロシ!神はまだ復活しないのかよ!」
「安心しろリキ!俺達はまだガキだ!何人殺そうとシケーにはならねぇ!仮に神が復活しなくても、俺たちの暴力は終わらねぇ!」
その時、大きな揺れが俺とデロシと警察官達を襲う。
「地震...かなりすげぇ地震だ!おいデロシ!これって、もしかして!」
「ああ、間違いない!リキ!空を見てみろよ!」
空が真っ赤に染まっている、上空にブラックホールが出現する。
Zランク高校の全生徒と全教員の死体が空に突如出現したブラックホールに吸い込まれていく。
ブラックホールから五体の人型機動兵器が姿を見せる。
そのうちの一体から声が聞こえる。
『我らの名は至極神。破壊を愛する少年達よ、君たちが無慈悲な暴力によって捧げてくれた生贄のおかげで我々は封印から解放された。礼を言うぞ』
人型機動兵器から放たれた稲妻が俺とデロシを囲む警察官達を一瞬で焼死させる。
「おい!神様!俺達は命がけで、あんた達を復活させてやったんだ!その代わりに俺の願いを叶えてくれないか?」
『願い?』
「ああ、このしがらみだらけのつまんねぇ世界を暴力だけが真実を示す世界に変えて欲しいんだ!」
『人間ごときが...分をわきまえろ!』
至極神から放たれたビームがデロシの自宅に直撃した。
「うああああッ!俺の家が!母ちゃん!父ちゃん!」
『人減の分際で我々をバカにした罪として、お前の大切な家族をすべて破壊した。しかし、我々を復活させてくれた褒美として、お前の命だけは助けてやる、さらばだ』
至極神が姿を消す。
空の色が赤から青に変わる。
無人と化したZランク高校に家族を失ったデロシと俺だけが取り残される。
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