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おぢばにおかえり
第七十一話 詰所の中その十

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「おぢば自体にね」
「あちこちに駐車場ありますね」
「そう、それはね」
「月並祭とかの時を考えてですね」
「沢山あるのよ」
「詰所と一緒ですね」
「詰所と駐車場はセットよ」
 もうそう言っていい位です。
「本当にね。おみちの人は車も必要なのよ」
「あちこち移動して」
「そう、そしてね」
 そのうえで、です。
「信者さんのお家も行ったりするから」
「車は絶対に必要ですね」
「今はね」
「そうなっているんですね」
「ええ、昔は違ったけれどね」
「車がこんなにある前はですね」
 新一君もそこはわかっていました。
「そうですね」
「ええ、昭和の前半はね」
 高度成長まではです。
「そうだったのよ、あとね」
「あと?」
「オート三輪にも乗っていたのよ」
「オート三輪ですか」
「そう、知ってるかしら」
「見たことはないです」
「私もだけれどね」
 写真で見ただけです。
「車が普及するまではね」
「オート三輪があって」
「それに乗ってる人もおられたのよ」
「昭和の何時頃ですか?」
「大体三十年代ね、もう五十年代には殆どなくなったそうよ」
 私が聞く限りではです。
「全部自動車になったわ」
「まあバランス悪そうですしね」
「そうね、三輪だとね」 
 後ろは二輪でしたが前は一輪でした、それで色は黄色が多かったというのが私が写真で見た限りで知ってることです。
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